メインコンテンツへスキップ
イエベース住宅会社比較カルテ

アイ工務店とアキュラホームの違いを比較

どちらも会社データの分類は「工務店」で、構造は木造軸組の一本、設計の自由度にも両方へ「自由設計に対応」の判定が付いています。そのぶん、この表には左右へ同じ言葉が並ぶ行がいくつも出ます。ただし公開の仕方は対照的で、商品ごとの本体価格を公式に出しているのは片方だけ、気密のC値を数値で公開しているのはもう片方だけです。対応エリアも全国47都道府県と22都道府県で、同じ分類でも広がり方が違います。左右に同じ言葉が並ぶ行ほど、中身まで同じだとは限らないと思って読んでください。

どちらが優れているかの判定はしていません。数値の対象になる商品やプランは会社ごとに違うので、 同じ条件で出した見積りを比べたものとしては読まないでください。

30秒で分かる違い

  1. 施工できる地域が違う

    アイ工務店
    47都道府県公式の住宅展示場一覧を数えると337件(2026年8月23日時点 / 既オープン325件+オープン予定12件 / AI-STUDIO 8件を含む)
    アキュラホーム
    22都道府県公式モデルハウス122拠点

    建てられる場所がそもそも違うので、ここが合わない会社は先に外れます。

  2. 坪単価の元になっている数字が違う

    アイ工務店
    74.4〜99.6万円/坪外部参考値
    アキュラホーム
    55〜85万円 / LIFULL HOME'S参考

    各社の下に、その数字の出どころを書いています。

  3. 構造・工法の書かれ方が違う

    アイ工務店
    木造軸組工法耐震等級3相当 / ベタ基礎
    アキュラホーム
    木造軸組AQダイナミック構法
  4. UA値の公称値の出どころが違う

    アイ工務店
    0.28W/㎡K / N-ees 標準 / 公式・特設ページのN-ees訴求値、HEAT20 G3相当水準
    アキュラホーム
    0.26W/㎡K / 超断熱の家プレミアム / 6地域 / HEAT20 G3水準 / 0.34以下に相当

    どちらも会社全体の平均ではありません。各社の下に、その値がどの商品・どのプランのものかを書いています。

  5. 保証の年数と延ばし方が違う

    アイ工務店
    構造・防水・防蟻 初期30年 / 最長70年
    アキュラホーム
    構造30年 / 防水20年 / 条件付き延長

アイ工務店

AI KOUMUTEN Co., Ltd.

株式会社アイ工務店。2010年設立で、本社は大阪府大阪市北区、資本金1億円、上場はしていません。社名に「工務店」と入っていますが、対応エリアは全国47都道府県です。公式の住宅展示場一覧を数えると337件です(2026年8月23日時点 / 既オープン325件+オープン予定12件 / AI-STUDIO 8件を含む)。N-ees、HILLUS、N-ees H、N-ees U はどれも商品名です。N-ees H は北海道の気候風土に合わせた戸建商品、N-ees U は温暖地・沖縄向けと書かれていて、表に並ぶ断熱と耐震の数値は主力商品 N-ees のものです。契約の相手になる会社や、契約の条件を示す項目は会社データにありません。

会社データ評価5段階中4.6
アイ工務店の詳細を見る

アキュラホーム

AQURA HOME / AQ Group Inc.

会社データでの正式社名は株式会社AQ Group で、「アキュラホーム」はその注文住宅ブランドの名前です。2023年3月までの社名は株式会社アキュラホームでした。創業1978年・設立1986年、本社は埼玉県さいたま市西区。注文住宅のほかに分譲住宅・工務店支援・リフォーム・中大規模木造まで事業が広がります。上場区分の欄には「非上場 / 親会社HD公式・G-Biz未確認」と書かれていて、親会社にあたる会社との資本関係は公式でもG-Bizでも確認できていない状態です。AQ Grand、超空間の家、超空間の平屋、超断熱の家、超空間の家スマート、AQ HAUS はどれも商品名で、価格の出し方も設計の自由度も商品ごとに違います。対応エリアは22都道府県で、公式のモデルハウスは122拠点と公開されています。契約の相手になる会社や、契約の条件を示す項目は会社データにありません。

会社データ評価5段階中4.8
アキュラホームの詳細を見る

共通しているところ、違うところ

両社そろって公開している項目だけを取り上げています。値の出所と適用条件は「項目ごとに並べて確認する」に書いています。

共通しているところ

  • 構造の種別どちらも 木造
  • 設計の自由度どちらも 自由設計に対応

違うところ

「30秒で分かる違い」に出した5件を除いた残りです。

  • 断熱等性能等級アイ工務店 6相当(N-ees / 標準仕様)アキュラホーム 7
  • 耐震アイ工務店 住宅性能表示制度 等級3相当アキュラホーム 住宅性能表示制度 等級3
  • 主な商品ラインナップアイ工務店 N-ees・HILLUS・N-ees Hアキュラホーム AQ Grand・超断熱の家・AQ HAUS

項目ごとに並べて確認する

両社そろって公開されている項目だけを 11 行並べています。 どちらも公開していない項目と、片方だけの任意項目は、並べても比較にならないので出していません。 数値の下にあるのが、その値の出所と適用条件です。

→ 横にスクロールするとアキュラホームの列が見えます。項目名の列は左に残ります。

アイ工務店アキュラホームの公開情報の比較表
項目アイ工務店アキュラホーム
坪単価の目安会社ごとに算出の元が違います。同じ条件の見積り比較ではありません74.4〜99.6万円/坪外部参考値55〜85万円 / LIFULL HOME'S参考
対応エリア会社が公開している対応エリアの表記です。展示場・拠点の所在地ではありません47都道府県公式の住宅展示場一覧を数えると337件(2026年8月23日時点 / 既オープン325件+オープン予定12件 / AI-STUDIO 8件を含む)22都道府県公式モデルハウス122拠点
構造の種別木造木造
公開されている工法の表記木造軸組工法耐震等級3相当 / ベタ基礎木造軸組AQダイナミック構法
UA値数値が小さいほど熱が逃げにくい。会社全体の平均ではなく、下に書いた商品の公称値です0.28W/㎡K / N-ees 標準 / 公式・特設ページのN-ees訴求値、HEAT20 G3相当水準0.26W/㎡K / 超断熱の家プレミアム / 6地域 / HEAT20 G3水準 / 0.34以下に相当
断熱等性能等級会社が公開している表記のままです。「等級6」と「等級6相当」は同じではありません6相当(N-ees / 標準仕様)プランにより一部仕様が異なる場合あり / N-ees系で断熱等級6相当の標準仕様を訴求7超断熱の家 / 等級7訴求 / 超断熱の家プレミアムは断熱等性能等級7を訴求
耐震会社が公開している表記のままです。「等級3」と「等級3相当」は同じではありません住宅性能表示制度 等級3相当ベタ基礎・耐震耐力壁、大学連携の実大振動実験住宅性能表示制度 等級3AQダイナミック構法・構造計算採用時
公開されている保証の表記会社ページに載っている文言そのままです構造・防水・防蟻 初期30年 / 最長70年構造30年 / 防水20年 / 条件付き延長
主な商品ラインナップN-ees・HILLUS・N-ees HAQ Grand・超断熱の家・AQ HAUS
設計の自由度自由設計に対応自由設計に対応
情報の確認日2026年7月28日2026年7月28日

坪単価と価格の出し方

アイ工務店は74.4〜99.6万円/坪、アキュラホームは55〜85万円 / LIFULL HOME'Sと公開されています。表示上の数値が重なるのは74.4〜85万円/坪の範囲で、幅は約10.6万円/坪です。ただしこれは数字の見た目が重なるというだけで、予算に合うかどうかの判定にはなりません。同じ条件で見積りを取ってから比べてください。

アイ工務店の数字は外部参考値、アキュラホームの数字は参考です。算出の元が違うので、そのまま引き算しないでください。

アイ工務店の価格の出し方

外部参考値の坪単価レンジ:74.4〜99.6万円

公式の商品ページに金額の掲載はなく、個別見積りが前提です。

このほかに、公式ページで金額を出していない区分が1件あります。

アキュラホームの価格の出し方

参考坪単価レンジ:55〜85万円 / LIFULL HOME'S

  • AQ HAUS Basic / Premium888万円〜 / 1,208万円〜
  • 超空間の平屋 / 超空間の家スマート1,590万円〜 / 1,960万円〜
  • 超断熱の家 / プレミアム2,079万円〜

対応エリアの重なり

アイ工務店は47都道府県、アキュラホームは22都道府県と公開しています。アキュラホームは件数だけを公開していて都道府県名が分からないため、このページでは重なる地域の具体名を書きません。建築地が対象に入るかは直接確認してください。

アキュラホームの表記に添えられている「公式モデルハウス122拠点」は拠点や展示場の数で、施工できる地域の広さではありません。

断熱・耐震・構造

値の性格は会社ごとに違います。特定の商品・プランの公称値のこともあれば、 全棟実測の平均のこともあります。その値が何のものかは「項目ごとに並べて確認する」に書いています。

UA値

アイ工務店
0.28W/㎡K / N-ees 標準 / 公式・特設ページのN-ees訴求値、HEAT20 G3相当水準
アキュラホーム
0.26W/㎡K / 超断熱の家プレミアム / 6地域 / HEAT20 G3水準 / 0.34以下に相当

断熱等性能等級

アイ工務店
6相当(N-ees / 標準仕様)プランにより一部仕様が異なる場合あり / N-ees系で断熱等級6相当の標準仕様を訴求
アキュラホーム
7超断熱の家 / 等級7訴求 / 超断熱の家プレミアムは断熱等性能等級7を訴求

耐震

アイ工務店
住宅性能表示制度 等級3相当ベタ基礎・耐震耐力壁、大学連携の実大振動実験
アキュラホーム
住宅性能表示制度 等級3AQダイナミック構法・構造計算採用時

構造の種別

アイ工務店
木造
アキュラホーム
木造

公開されている工法の表記

アイ工務店
木造軸組工法耐震等級3相当 / ベタ基礎
アキュラホーム
木造軸組AQダイナミック構法

保証とアフターサービス

アイ工務店

  • 構造・防水・防蟻 初期30年 / 最長70年構造躯体・防水・防蟻の初期保証は30年で、定期点検受診と30年目以降の有償メンテナンス実施を条件に延長、最長70年保証の運用です。木造住居専用が対象、業界トップ層の長期保証群と比較しても初期30年水準は厚めの設計です。
  • 地盤20年 / 設備10年地盤保証は20年・1事故最大2,000万円・保険期間通算最大5,000万円。住宅設備機器保証は10年。延長条件として全定期点検の受診と30年目以降の同社指定有償メンテナンス工事の実施が前提となります。ここに出てくる延長の条件が、この枠に掛かるのか、同じ会社のほかの保証に掛かるのかは、 この枠の書き方だけでは切り分けられません。対象は保証書でご確認ください。

節目:0年 引渡し / 10年 住宅設備機器保証満了 / 20年 地盤保証満了 / 30年 構造・防水・防蟻 初期保証満了 / 有償メンテで延長 / 70年 構造・防水・防蟻 最長保証上限

アキュラホーム

  • 構造30年 / 防水20年 / 条件付き延長公式は「構造部分は30年、雨漏りなどを防ぐ防水部分は20年の初期保証」と案内しています。対象商品は2026年5月1日からの販売商品で、注文住宅を建築した方が対象です。指定の定期点検と必要なメンテナンスを実施すると、初期保証の満了後も「建物がある限り」保証と無償点検を延長できます(年数の上限は公式に明示なし)。一部対象外の費用があり、保証上限額を超過した場合は自己負担が発生します。地盤保証20年、地震建替保証10年(建物販売価格100%まで・条件あり)。
  • 長期定期点検 / 24時間365日サポート3か月〜6か月、1年、2年、5年、10年、以降5年ごと(条件付き)の定期点検を運用。24時間365日のサポート窓口を公式訴求し、超空間の家スマートでは住宅設備10年保証の標準化を確認しています。

節目:0年 引渡し / 3ヶ月〜2年 初期定期点検 / 10年 地震建替保証(建物価格100%) / 20年 防水・地盤 初期保証満了(構造は30年) / 建物がある限り 条件付きで構造保証を延長(年数の上限は公式に明示なし)

上に出ているのは、各社が公開している保証の枠組みです。対象の部位・延長の前提・点検の節目は 各社が公開していますが、対象部位の完全な内訳と、延長のときに必要になる工事の仕様・ 個別の金額・免責の範囲までは書かれていません。契約前に保証書で確認してください。

商品と設計の自由度

アイ工務店の主な商品

  • N-ees
  • HILLUS / ヒルズ
  • N-ees H / 北海道仕様

アキュラホームの主な商品

  • AQ Grand / AQグラン
  • 超断熱の家 / プレミアム
  • AQ HAUS / Basic / Premium

設計の自由度は アイ工務店 自由設計に対応アキュラホーム 自由設計に対応 と公開されています。

条件別に候補を残しやすいのはどちらか

総合的にどちらが良いかは決めていません。優先する条件を先に決めたときに、公開情報のうえで候補として残しやすいのはどちらか、という整理です。

  • 建てる場所が決まっている

    アイ工務店は47都道府県、アキュラホームは22都道府県。建築地が対象に入るかで候補が絞られます。ここが合わない会社は、ほかの条件を見る前に外れます。

  • 予算の上限を先に決めている

    坪単価の目安は アイ工務店 74.4〜99.6万円/坪(外部参考値)、アキュラホーム 55〜85万円 / LIFULL HOME'S(参考) と公開されています。アキュラホームはAQ HAUS Basic / Premium 888万円〜 / 1,208万円〜、超空間の平屋 / 超空間の家スマート 1,590万円〜 / 1,960万円〜、超断熱の家 / プレミアム 2,079万円〜を公式に出しているので、見積り前でも金額の見当を付けやすい構成です。どちらの数字も総額ではないので、この欄だけで候補を絞れるものではありません。

  • 断熱の数値を重視する

    UA値は アイ工務店 0.28(W/㎡K / N-ees 標準 / 公式・特設ページのN-ees訴求値、HEAT20 G3相当水準) / アキュラホーム 0.26(W/㎡K / 超断熱の家プレミアム / 6地域 / HEAT20 G3水準 / 0.34以下に相当)。ただしどちらも特定の商品・プランの公称値なので、検討する商品でも同じ値になるかを確認してからでないと、この軸では選べません。

  • 引渡し後の保証を長く見たい

    公開されている保証の表記は アイ工務店 構造・防水・防蟻 初期30年 / 最長70年、アキュラホーム 構造30年 / 防水20年 / 条件付き延長 と公開されています。年数だけでなく、延長に必要な点検・補修の内容と費用まで含めて比べないと差が分かりません。

アイ工務店とアキュラホームを比べるときの注意点

  • 「設計の自由度」の行は、左右に同じ「自由設計に対応」が入ります。ところが会社データを読むと、その言葉が指している中身がそろっていません。アイ工務店が自由設計の中身として書いているのは、1cm刻みのプランニングと、スキップフロアや0.5階・1.5階といった縦方向の使い方です。アキュラホームは、完全自由設計を掲げる主力商品と、規格・セミオーダー型の商品が同じラインナップに並んでいて、約20,000項目をデータベース化したコスト管理と組み合わせる書き方になっています。アイ工務店側は、会社データの評価メモに「規格住宅と自由設計の両方提供は確認できず」と書かれていて、ラインナップの作り方そのものが違います。同じ行に同じ言葉が並んでいても、どの商品を選ぶかで動かせる範囲は変わります。間取りをどこまで動かせて、どこからが追加費用なのかは、商品を決めてから見積書の項目で確かめてください。

  • UA値の0.28と0.26は、商品の立ち位置が違います。アイ工務店の0.28は主力商品 N-ees の標準として公開されている値、アキュラホームの0.26は高断熱の上位商品「超断熱の家プレミアム」の6地域での値です。断熱等性能等級の行も、片方はN-eesの標準仕様を6相当とし、プランにより一部仕様が異なる場合があるという書き方、もう片方は「超断熱の家プレミアムが等級7を訴求」という書き方で、そろえて読める形になっていません。「相当」も「訴求」も、等級を取得したという意味ではありません。アキュラホームは、超断熱の家プレミアム以外の商品別UA値は公式明示が確認できず、仕様書での個別確認が前提だと会社データに書かれています。アイ工務店側も、北海道向けと温暖地・沖縄向けは別の商品として仕様が組まれています。数字を並べる前に、どの商品を、どの地域で建てるのかを先に決めてください。

  • この表にC値の行はありません。会社データで気密の数値を持っているのがアイ工務店側だけで、片側にしか値が無い行は落ちるためです。アイ工務店が公開しているのは、2023年6月契約の物件以降について第三者が全棟で測った実測平均0.32㎠/㎡で、社内の約束値は0.5以下と書かれています。アキュラホームはC値が公式非公表で、商品別の仕様書や営業資料での個別確認が前提だと書かれています。ここで混ぜないでほしいことが2つあります。数値を公開していないことは、隙間が多いという意味ではありません。そして公開されている0.32は契約物件をまとめた平均で、自分の家で測った値ではありません。検討している商品で気密測定をするのか、測るなら自分の家の数値を書面でもらえるのかは、どちらに対しても別に聞く必要があります。

  • 耐震の行は、表記そのものが左右で違います。アイ工務店は「住宅性能表示制度 等級3相当」で、「相当」は制度の評価を受けたという意味ではありません。アキュラホームは「住宅性能表示制度 等級3」ですが、会社データには「AQダイナミック構法・構造計算採用時」という条件が添えられていて、評価メモにも全商品一律の標準とまでは確認できないと書かれています。全棟構造計算を公式に訴求しているのは「超空間の家スマート」という特定の商品です。アイ工務店側も、許容応力度計算を全棟で標準採用しているかどうかは公式の公表項目では確認できないと書かれています。等級の数字だけを取り出さず、どの商品でどう計算したときの話なのかまで確かめてください。

  • 表には年数だけを取り出した「初期保証」の行が出ていません。保証の欄に並ぶのは、両社が公開している保証の文言そのままの「構造30年 / 防水20年 / 条件付き延長」と「構造・防水・防蟻 初期30年 / 最長70年」です。アキュラホームの初期保証は構造部分30年・防水部分20年で、公式アフターサポートのページは、2026年5月1日からの販売商品より適用、注文住宅を建築した方が対象、という条件を付けています。アイ工務店側の30年は構造躯体・防水・防蟻の3つが対象で、10年目・20年目の有償メンテナンス工事を行わずに適用される初期保証だと公式に書かれています。同じ30という数字でも、掛かっている部位も、適用される商品と時期の条件もそろっていません。つまり左右の年数は、そもそも同じ意味の数字として並んでいません。契約の時点でどの制度が適用されるのかを、保証書の現物で確かめてください。

  • 保証を伸ばすときの形も違います。アイ工務店は構造躯体・防水・防蟻について最長70年という上限の年数を公開していて、そこへ届くにはすべての定期点検の受診と、30年目以降に同社が必要と判断した有償メンテナンス工事が要ると書かれています。アキュラホームは上限の年数ではなく、条件を満たす限り建物が存続する期間まで延ばすという形で、指定の定期点検と必要なメンテナンスの実施が条件だと会社データにも公式ページにも書かれています。延長後の年数の上限は公式に明示がなく、一部対象外の費用があり、保証上限額を超えた分は自己負担になるとも書かれています。上限の作り方が違うので、最長年数どうしを並べる行は表に出ていません。部位ごとの年数も同じではありません。アイ工務店は地盤20年・住宅設備10年、アキュラホームは地盤20年に加えて新築後10年の地震建替保証があり、こちらは建物販売価格の100%までという限度と条件が付きます。防蟻はアイ工務店が30年、アキュラホームは会社データでシロアリ保証の年数が公式非公表です。点検が無償であることと、点検で必要と言われた工事が無償であることは別の話なので、そこも分けて聞いてください。

  • 金額の出し方は、ほぼ正反対です。アキュラホームは商品ごとの本体価格を公式に出していて、AQ HAUSのBasic 888万円とPremium 1,208万円は税込表示、超空間の平屋1,590万円と超空間の家スマート1,960万円は税別の本体価格、超断熱の家の2,079万円は30坪3LDKモデルでの表示と、同じ会社の中で税区分も前提も混ざっています。アイ工務店は公式の坪単価が非公表で、上位ブランドと地域別の商品はいずれも個別見積りが前提だと書かれています。表の坪単価の行に出ている74.4〜99.6万円と55〜85万円は、どちらも会社が出した金額ではなく外部の住宅情報サイトの参考値で、参照しているサイトも違います。しかも片方は2つのサイトから取った値で、一方はレンジ、もう一方は平均という性格の違う数字をまとめたものです。会社データにある本体価格の目安2,232万〜2,976万円も、その参考値から出した試算にすぎません。税込と税別、坪単価と本体価格、どこまで含んだ金額なのかをそろえないまま並べても、比べたことにはなりません。

両社へ確認したい質問

公開情報だけでは埋まらないところです。同じ質問を両社にすると、返ってくる形で比べられます。

  1. この坪単価には、付帯工事費・諸費用・外構は含まれますか。含まれないものを一覧で出してください。

    なぜ聞くか:表に出ている アイ工務店 74.4〜99.6万円/坪(外部参考値) / アキュラホーム 55〜85万円 / LIFULL HOME'S(参考) は、どちらも本体価格や参考値であって、総額ではないため。

  2. 検討している商品では、UA値はいくつになりますか。標準仕様ですか、オプションですか。

    なぜ聞くか:公開されている値は アイ工務店 0.28(W/㎡K / N-ees 標準 / 公式・特設ページのN-ees訴求値、HEAT20 G3相当水準)、アキュラホーム 0.26(W/㎡K / 超断熱の家プレミアム / 6地域 / HEAT20 G3水準 / 0.34以下に相当) で、どちらも特定の商品・プランの値だから。商品が変われば同じ値にならない。

  3. 建てる予定の土地は、どちらの施工エリアにも入っていますか。入る場合、担当する拠点はどこで、その地域では別の商品や別の仕様になりますか。

    なぜ聞くか:アキュラホームの会社データは22都道府県・公式モデルハウス122拠点という数までで、どの22都道府県かの一覧が入っていません。2026年4月に九州エリアへ初出展と書かれ、47都道府県全域対応とは書かれていない状態です。アイ工務店は全国47都道府県ですが、北海道向けのN-ees Hと温暖地・沖縄向けのN-ees Uという地域別の商品があり、表に出ている数値は主力商品N-eesのものだからです。

  4. 検討している商品の断熱等性能等級・UA値・耐震等級は、仕様書ではいくつになりますか。それは標準ですか、オプションですか。住宅性能評価書は発行されますか。気密測定は行いますか、行う場合は自分の家の数値を書面でもらえますか。

    なぜ聞くか:UA値0.28は主力商品の標準として、0.26は上位の高断熱商品の6地域の値として公開されていて、立場が違います。断熱等級の表記も「等級6相当」と「等級7訴求」で、耐震も片方は「等級3相当」、もう片方は構造計算を採用したときという条件付きです。気密は片方が公式非公表、もう片方が契約物件をまとめた実測平均なので、自分の家の数値はどちらからも読み取れないためです。

  5. 保証書を見せてもらい、契約の時点で適用される制度で、部位ごとの保証年数と延長の条件を説明してもらえますか。延長のために何年目にどの工事が必要で、点検の費用と工事の費用はそれぞれ誰が払いますか。

    なぜ聞くか:アキュラホームの初期保証は構造部分30年・防水部分20年で、2026年5月1日からの販売商品より適用、注文住宅を建築した方が対象という条件が付いており、表に年数だけを取り出した「初期保証」の行は出ていません。アイ工務店側も、最長70年へ届くにはすべての定期点検の受診と30年目以降の有償メンテナンス工事が要り、地盤や住宅設備は別の年数です。年数だけでは、何がいつまで、どういう条件で守られるのかが決まらないためです。

  6. 見積書は、どの商品・延床何坪・どの地域を前提にした金額ですか。税込ですか税別ですか。付帯工事・地盤改良・外構・諸費用はどこまで含んでいますか。

    なぜ聞くか:公式の本体価格を出しているのは片方だけで、しかもその中に税込表示の商品と税別表示の商品が混ざっています。もう片方は公式の坪単価が非公表で、表に出ているのは外部の住宅情報サイトの参考値、本体価格の目安もその参考値からの試算です。前提をそろえないと総額を比べられないためです。

この2社以外とも比べる

比較表では最大4社まで並べられます。会社を入れ替えても、項目はこのページと同じです。

出典と確認日

このページの数値は、下の会社ページに掲載している公開情報から取っています。数値の元になった各社の公式ページは、会社ページの出典欄に記載しています。

このページの情報は2026年7月28日時点のものです。掲載後に各社が内容を更新している場合があります。

会社データ評価は、各社が公開している情報を同じ基準で整理・採点したものです。採点方法を見る