メインコンテンツへスキップ
イエベース住宅会社比較カルテ

株式会社アーネストワンと楓工務店の違いを比較

片方は戸建分譲を主力にしながら注文住宅も手がける全国規模の住宅メーカーで、公式が「規格注文住宅」と名乗るブランドを注文住宅の窓口にしています。もう片方は奈良を本拠に、公式が市町村名まで挙げて建てる範囲を区切っている地域の工務店です。会社の作りも建てられる場所も違うので、同じ言葉が並んだところを見て中身までそろっていると考えると外れます。木造であること、初期の保証が10年であること、自由設計に対応すると書いていることは、どちらにも当てはまりますが、その言葉の作り方までそろっているわけではありません。断熱と気密の数値は片方の公式サイトにしか見当たらず、価格の目安も外部ポータルの参考値と公式のよくある質問の答えという別々の出どころなので、差の大きさを数字で確かめる材料は公開情報の中にそろっていません(公式確認日2026-08-20)。

どちらが優れているかの判定はしていません。数値の対象になる商品やプランは会社ごとに違うので、 同じ条件で出した見積りを比べたものとしては読まないでください。

30秒で分かる違い

  1. 対応エリアの表記が違う

    株式会社アーネストワン
    全国公式営業所地図は47都道府県
    楓工務店
    奈良県北中部京都府南部 / 大阪府一部 / 3府県

    何を数えた値かは会社ごとに違うため、建築予定地が対象かどうかは各社に確認してください。

  2. 坪単価の元になっている数字が違う

    株式会社アーネストワン
    参考坪単価 40〜60万円台公式坪単価ではない外部参考値
    楓工務店
    50〜60万円台

    数字は算出元と適用条件をそろえて読んでください。

  3. 構造・工法の書かれ方が違う

    株式会社アーネストワン
    木造
    楓工務店
    木造軸組
  4. 保証の年数と延ばし方が違う

    株式会社アーネストワン
    構造(品確法)10年 / 雨水の浸入10年 / 防蟻5年CRADLE PALETTE公式:10年間の長期保証・5年間の防蟻保証 / 部位区分は住宅瑕疵担保履行法(品確法10年)
    楓工務店
    構造・防水10年 / 延長最長25年25年:充実の安心保証 / 60年:公式FAQ(オプション。条件・対象部位の記載なし)
  5. 商品の作り方が違う

    株式会社アーネストワン
    CRADLE PALETTE(クレイドルパレット)・RIZUMU-W ― 離住む。―・CRADLE PALETTE 平屋・29坪以下・30坪以上プラン
    楓工務店
    ORDER・SELECT・COCOQUMI

株式会社アーネストワン

ARNEST ONE CORPORATION

株式会社アーネストワン。公式の会社概要では本社が東京都西東京市北原町、資本金42億69百万円、従業員1,636名(いずれも2026年3月31日現在)、建設業は国土交通大臣許可(特-5)第23042号、宅建業は国土交通大臣(6)第6157号です。会社データの上場区分は非上場で、公式のIRページは「経営統合前のIR情報は『IRライブラリー』で公開しております。」と書き、いまの投資家向け情報は親会社にあたる持株会社のサイトへ案内する作りになっています。公式の事業ページは戸建分譲事業を先頭に、注文住宅事業、マンション事業、コンテナハウス&トレーラーハウス事業を並べ、注文住宅事業は「規格注文住宅から自由設計まで」対応すると説明しています。注文住宅のブランドは平屋プラン、〜29坪プラン、30坪〜プランという3つのプラン群から選ぶ形で、別に離れ用の木造ハウスもあります。本社・営業所地図には47都道府県が並びますが、その地図に注文住宅の取扱いを示す注記はありません。

会社データ評価5段階中4.4
株式会社アーネストワンの詳細を見る

楓工務店

Kaede Koumuten / Ainico Group Corp.

楓工務店。公式の会社情報は会社名を「楓工務店 / アイニコグループ(株)」と並記し、創業は平成9年(1997年)、設立は2007年2月、本社は奈良県奈良市朱雀、資本金2,000万円、従業員185名(パート・アルバイト41名を含む)、建設業は奈良県知事許可(特-8)第15330号です。2024年に法人の名前がアイニコグループ株式会社へ変わり、住宅事業のブランド名として楓工務店が続いています。公式のラインナップは、間取りと仕様をゼロから決める商品、間取りは設計士が起こして内外装は選ぶ商品、組み合わせで決める商品の3本を中心に、二世帯向け、平屋、自社土地の分譲、リフォームまで並びます。公式の会社情報には株主や親会社の記載がなく、資本関係については2026年8月20日に見た範囲では判断材料が見つかりませんでした。注文住宅のほかに不動産、保育、介護なども手がける会社です。

会社データ評価5段階中4.5
楓工務店の詳細を見る

共通しているところ、違うところ

両社そろって公開している項目だけを取り上げています。値の出所と適用条件は「項目ごとに並べて確認する」に書いています。

共通しているところ

  • 構造の種別どちらも 木造
  • 設計の自由度どちらも 自由設計に対応

違うところ

「30秒で分かる違い」に出した5件を除いた残りです。

  • 耐震
    株式会社アーネストワン
    住宅性能表示制度 耐震等級3(4分野6項目で最高等級を取得/2022年4月1日以降の建築確認申請が対象・プラン仕様により取得できない場合あり)
    楓工務店
    耐震等級3(全棟 許容応力度計算 / スキップフロア住宅は等級3が取れない場合あり)
  • 公開されている保証の表記
    株式会社アーネストワン
    構造(品確法)10年 / 雨水の浸入10年 / 防蟻5年CRADLE PALETTE公式:10年間の長期保証・5年間の防蟻保証 / 部位区分は住宅瑕疵担保履行法(品確法10年)
    楓工務店
    構造・防水10年 / 延長最長25年25年:充実の安心保証 / 60年:公式FAQ(オプション。条件・対象部位の記載なし)
  • 条件付きの最長保証
    株式会社アーネストワン
    30年
    楓工務店
    25年(瑕疵担保責任保険の延長保証制度)/ オプションで60年保証あり

項目ごとに並べて確認する

両社そろって公開されている項目だけを 11 行並べています。 どちらも公開していない項目と、片方だけの任意項目は、並べても比較にならないので出していません。 数値の下にあるのが、その値の出所と適用条件です。

→ 横にスクロールすると楓工務店の列が見えます。項目名の列は左に残ります。

株式会社アーネストワン楓工務店の公開情報の比較表
項目株式会社アーネストワン楓工務店
坪単価の目安会社ごとに算出の元が違います。同じ条件の見積り比較ではありません参考坪単価 40〜60万円台公式坪単価ではない外部参考値50〜60万円台
対応エリア会社が公開している対応エリアの表記です。何を数えた値かは会社ごとに違うため、建築予定地が対象かどうかは各社に確認してください全国公式営業所地図は47都道府県奈良県北中部京都府南部 / 大阪府一部 / 3府県
構造の種別木造木造
公開されている工法の表記木造木造軸組
耐震会社が公開している表記のままです。「等級3」と「等級3相当」は同じではありません住宅性能表示制度 耐震等級3(4分野6項目で最高等級を取得/2022年4月1日以降の建築確認申請が対象・プラン仕様により取得できない場合あり)耐震等級3(全棟 許容応力度計算 / スキップフロア住宅は等級3が取れない場合あり)
初期保証構造(品確法)10年 / 雨水の浸入10年 / 防蟻5年CRADLE PALETTE公式:10年間の長期保証・5年間の防蟻保証 / 部位区分は住宅瑕疵担保履行法(品確法10年)構造・防水10年 / 延長最長25年25年:充実の安心保証 / 60年:公式FAQ(オプション。条件・対象部位の記載なし)
公開されている保証の表記会社ページに載っている文言そのままです構造(品確法)10年 / 雨水の浸入10年 / 防蟻5年CRADLE PALETTE公式:10年間の長期保証・5年間の防蟻保証 / 部位区分は住宅瑕疵担保履行法(品確法10年)構造・防水10年 / 延長最長25年25年:充実の安心保証 / 60年:公式FAQ(オプション。条件・対象部位の記載なし)
条件付きの最長保証表示年数は、会社が示す条件を満たしたときに届く上限です。条件と対象部位は会社ごとに違うため、保証書で確認してください30年25年(瑕疵担保責任保険の延長保証制度)/ オプションで60年保証あり
主な商品ラインナップCRADLE PALETTE(クレイドルパレット)・RIZUMU-W ― 離住む。―・CRADLE PALETTE 平屋・29坪以下・30坪以上プランORDER・SELECT・COCOQUMI
設計の自由度自由設計に対応自由設計に対応
情報の確認日2026年7月28日2026年7月28日

坪単価と価格の出し方

株式会社アーネストワンは参考坪単価 40〜60万円台、楓工務店は50〜60万円台。税区分と価格基準がそろっていることを確認できないため、共通区間は算出していません。

付帯工事・諸費用・外構・税の扱いは、両社から同じ条件の見積書を取り、内訳を確認してください。

株式会社アーネストワンの価格の出し方

参考坪単価 40〜60万円台(公式坪単価ではない外部参考値)

楓工務店の価格の出し方

公式FAQの坪単価ボリュームゾーン:50〜60万円台

  • ORDER / オーダー税込2,464万円〜
  • SELECT / セレクト税込2,321万円〜
  • COCOQUMI / ココクミ税込2,024万円〜

対応エリアの表記

株式会社アーネストワンは全国(公式営業所地図は47都道府県)、楓工務店は奈良県北中部(京都府南部 / 大阪府一部 / 3府県)。何を数えた値かは会社ごとに違うため、建築予定地が対象かどうかは各社に確認してください。

断熱・耐震・構造

値の性格は会社ごとに違います。特定の商品・プランの値、実測の平均、 制度の基準に合わせた値などがあります。その値が何のものかは「項目ごとに並べて確認する」に書いています。

耐震

株式会社アーネストワン
住宅性能表示制度 耐震等級3(4分野6項目で最高等級を取得/2022年4月1日以降の建築確認申請が対象・プラン仕様により取得できない場合あり)
楓工務店
耐震等級3(全棟 許容応力度計算 / スキップフロア住宅は等級3が取れない場合あり)

構造の種別

株式会社アーネストワン
木造
楓工務店
木造

公開されている工法の表記

株式会社アーネストワン
木造
楓工務店
木造軸組

保証とアフターサービス

株式会社アーネストワン

  • 構造(品確法)10年 / 雨水の浸入10年 / 防蟻5年CRADLE PALETTE公式:10年間の長期保証・5年間の防蟻保証 / 部位区分は住宅瑕疵担保履行法(品確法10年)注文住宅ブランドCRADLE PALETTEの公式アフターサービスページは、10年間の長期保証と5年間の防蟻保証、住宅瑕疵担保責任保険による住宅瑕疵担保履行法への対応を案内しています。構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分の各10年は同法が定める区分です。部位ごとの年数を並べた「保証基準表」は、同じ法人の分譲戸建ブランドCRADLE GARDENのアフターサービスページに掲載されている資料です。引渡し後は6か月・2年・5年・10年の無料定期点検があります。
  • 最長30年 / 有償延長初期保証の終了後、有償で最長30年まで保証を延長できる制度を公式PDFで確認できます。延長の費用や継続条件は、物件ごとの保証書と定期点検の結果によります。

節目:0年 引渡し / 5年 5年目 無料定期点検 / 10年 構造・防水 初期保証満了 / 30年 有償延長で最長保証

楓工務店

  • 構造・防水10年 / 延長最長25年25年:充実の安心保証 / 60年:公式FAQ(オプション。条件・対象部位の記載なし)住宅瑕疵担保履行法に基づく構造・防水の初期保証10年に加え、瑕疵担保責任保険の延長保証制度による最長25年は公式の「充実の安心保証」に記載されています。公式FAQでは、条件・対象部位の記載がないオプションの60年保証も案内されています。設備保証は10年、地盤保証は20年です。
  • 30年定期点検30年の定期点検運用に加え、外装メンテナンスは10年目以降にガイソー奈良店が窓口を担う体制で、地域密着のアフターサービスを公式に掲げています。

節目:0年 引渡し / 10年 構造・防水 初期保証満了 / 20年 地盤保証20年 / 25年 延長瑕疵保険上限 / 30年 定期点検運用上限

上に出ているのは、各社が公開している保証の枠組みです。対象の部位・延長の前提・点検の節目は 各社が公開していますが、対象部位の完全な内訳と、延長のときに必要になる工事の仕様・ 個別の金額・免責の範囲までは書かれていません。契約前に保証書で確認してください。

商品と設計の自由度

株式会社アーネストワン主な商品

  • CRADLE PALETTE(クレイドルパレット)
  • RIZUMU-W ― 離住む。―
  • CRADLE PALETTE 平屋・29坪以下・30坪以上プラン

楓工務店主な商品

  • ORDER / オーダー
  • SELECT / セレクト
  • COCOQUMI / ココクミ

設計の自由度は、株式会社アーネストワン 自由設計に対応楓工務店 自由設計に対応 です。

条件別に候補を残しやすいのはどちらか

総合的にどちらが良いかは決めていません。優先する条件を先に決めたときに、公開情報のうえで候補として残しやすいのはどちらか、という整理です。

  • 対応エリアの表記を確認したい

    株式会社アーネストワンは全国(公式営業所地図は47都道府県)、楓工務店は奈良県北中部(京都府南部 / 大阪府一部 / 3府県)。何を数えた値かは会社ごとに違うため、建築予定地が対象かどうかは各社に確認してください。

  • 予算の上限を先に決めている

    坪単価の目安は、株式会社アーネストワン 参考坪単価 40〜60万円台、楓工務店 50〜60万円台 です。楓工務店はORDER / オーダー 税込2,464万円〜、SELECT / セレクト 税込2,321万円〜、COCOQUMI / ココクミ 税込2,024万円〜を公式に出しているので、見積り前でも金額の見当を付けやすい構成です。付帯工事・諸費用・外構・税の扱いは、両社から同じ条件の見積書を取り、内訳を確認してください。

  • 引渡し後の保証を長く見たい

    初期保証は、株式会社アーネストワン 構造(品確法)10年 / 雨水の浸入10年 / 防蟻5年、楓工務店 構造・防水10年 / 延長最長25年 です。年数だけでなく、延長に必要な点検・補修の内容と費用まで含めて比べないと差が分かりません。

株式会社アーネストワンと楓工務店を比べるときの注意点

  • 価格の目安は、出どころをそろえてから見てください。片方の「参考坪単価 40〜60万円台」は、会社データ自身が「公式坪単価ではない外部参考値」と書いている外部ポータルの値で、2026年8月20日に公式サイトを見た範囲では坪単価そのものの記載が見当たりませんでした。もう片方の50〜60万円は公式のよくある質問の答えで、原文は「商品や性能により異なりますが、坪単価50~60万円がボリュームゾーンになります。」です。どちらも見積りではなく、税込か税別か、付帯工事や諸費用が入るかは、どちらにも書かれていません。CRADLE PALETTEの会社データにある価格例は、確認日の公式ページで再確認できず出所URLも404だったため、この比較の公式価格カードから外しています。楓工務店の商品別本体価格は、確認日の公式ラインナップに合わせ、ORDER税込2,464万円から、SELECT税込2,321万円から、COCOQUMI税込2,024万円からを価格カードに表示しています。商品価格は改定されるため、契約前には同じ条件の見積書で総額を確かめてください。

  • 断熱と気密の数値は、片方の公式サイトにしか見当たりませんでした。規格注文住宅のブランドサイトで断熱について書かれているのは、断熱材と、施工する人に業界団体のマイスター認定の取得を奨励しているという話までで、UA値もC値も出てきません。もう片方は、公式の商品仕様表に0.43〜0.46と書かれているのが上位の3商品で、組み合わせ型の商品は0.50〜0.56です。しかも公式のコラムは同じことを「UA値0.46以下(HEAT20 G2グレード)」「UA値0.56以下(HEAT20 G1グレード)」と書いていて、この0.46と0.56は、基準を定めている団体が6地域と7地域の水準値として示している数字と同じです。その団体の資料自身が「あくまで参考として示しているに過ぎないUA値」と断っています。つまり公式に載っているのは測った平均値ではなく、基準に当てはまるという書き方です。C値0.7〜0.8も公式コラムでは「C値0.7〜0.8を基準」と書かれていて、同じコラムに「全棟で気密測定(C値測定)を実施」とはありますが、実測の平均としては見当たりませんでした。標準仕様の書き方も公式の中でそろっておらず、理由を並べたページは「高気密高断熱住宅(HEAT20GⅡ・G I相当)」、よくある質問は「高気密高断熱住宅(断熱等級6・G I相当)」と書いています。

  • 同じ会社でも、分譲の家と注文住宅では公表している等級が違います。分譲戸建のブランドサイトの性能ページには、耐震等級3、耐風等級2、劣化対策等級3、維持管理対策等級3、断熱等性能等級5、一次エネルギー消費量等級6、ホルムアルデヒド発散等級3が並び、ZEH水準という言葉も出てきます。ただしそのページには「※2022年4月1日以降に建築確認申請を行う分譲戸建住宅が対象となります。」と書かれています。一方、注文住宅ブランドの特長ページには、断熱等性能等級もZEHもUA値もC値も出てきません。会社名で検索すると分譲側のページに先に当たることがあるので、そこで見た等級表を注文住宅の標準仕様として読み替えないでください。

  • 耐震は、言葉の強さで読むと外れます。片方は、注文住宅ブランドの特長ページに「4分野6項目において最高等級を取得※しています」と書かれています。公式がその6項目として挙げているのは、耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)、耐震等級(構造躯体の損傷防止)、耐風等級、ホルムアルデヒド発散等級、劣化対策等級、維持管理対策等級で、断熱等性能等級は入っていません。注記も2つ付きます。「※2022年4月1日以降に建築確認申請を行う戸建住宅が対象となります。」と「※プラン・仕様により最高等級が取得できない場合がございます。」です。もう片方は、公式のよくある質問が「耐震等級3(最高等級)、高気密高断熱住宅(断熱等級6・G I相当)が標準仕様となっております。」と書き、あわせて「全棟許容応力度計算を行い」としていて、コラムでは構造計算書を引渡し時に渡すと説明しています。等級の言葉が並んでいても、どの項目に掛かるのか、どの計算方法で確かめたのか、書面で受け取れるのかは、別々に確かめる必要があります。

  • 保証は初期の10年がどちらにも当てはまりますが、その先の作り方が違います。片方は、注文住宅ブランドの公式アフターサービスページに「5年間の防蟻保証及び10年間の長期保証終了以降につきましても、有償となりますが最長30年間、同内容にて保証を延長いただける、30年保証制度もございます」と書かれていて、注記に「※保証の延長にあたっては、当社の定める事項を満たすことが必須となります」が置かれています。つまり30年は、有償の延長を申し込み、会社が定める条件を満たした場合の年数です。注文住宅ブランドCRADLE PALETTEは10年間の長期保証と5年間の防蟻保証を案内しています。構造部分と雨水の浸入を10年、防蟻を5年とする部位別の保証基準表は、同じ法人の分譲戸建ブランドCRADLE GARDENのアフターサービスページに掲載された資料です。比較カードでも両者の出所を分けて併記しています。もう片方の25年は「10年目までに有償での保全工事をおこなっていただいて、その後、継続の保証は5年」という積み上げで、部位ごとの年数は地盤20年、住宅設備10年、防水10年、屋根は塗膜15年と穴あき25年、シロアリ10年とばらついています。30年と25年を年数の大小で見る前に、どの部位に、いくら払って、いつまでに申し込めば掛かる年数なのかを確かめてください。

  • 条件付きで届く最長の年数が、その会社の上限とは限りません。片方の公式のよくある質問には「オプションで、60年保証もつけることができます。」と書かれていて、25年より長い選択肢が公式に案内されています。もう一方の30年も、延長を申し込んだ場合の年数です。それから、点検と保証を足し算しないでください。「お引渡し後も続く30年定期点検を実施しております。」というのは点検の運用であって保証ではなく、どの回が無償でどの回が有償かは、2026年8月20日に公式サイトを見た範囲では書かれていませんでした。アーネストワン側の公式図版では、6か月・2年・5年・10年の点検は無償で、保証延長申込時に限って無償となる※2が付くのは15年・20年・25年・30年の点検です。

  • 対応できる範囲は、短い言葉にすると条件が落ちます。片方の「全国」は、公式の本社・営業所地図に47都道府県ぶんの営業所が載っているという意味で、その地図に注文住宅の取扱いを示す注記はなく、会社データも注文住宅を実際に施工できるかは各営業所への確認が必要だと書いています。もう片方は、公式の会社情報が奈良県内の市町村名に加えて京都府南部の5つの市郡と大阪府の3市を挙げ、よくある質問はさらに「本店または橿原スタジオ」「から車で1時間以内の場所を施工エリアとさせていただいております。」と距離でも区切っています。商品名の並びも同じで、片方の3件は主力ブランドと離れ用の木造ハウスと主力ブランドのプラン群で、独立した3商品ではありません。もう片方の公式ラインナップは7区分あり、二世帯向け、平屋、自社土地の分譲は、よく引き合いに出される3商品の外側にあります。「自由設計に対応」もどちらにも当てはまりますが、片方は公式が「規格注文住宅」と名乗ったうえで要望に応じた自由設計にも対応すると書くもの、もう片方は「間取りと仕様を0からご提案」する商品を指すもので、同じ言葉でも指しているものが違います。

両社へ確認したい質問

公開情報だけでは埋まらないところです。同じ質問を両社にすると、返ってくる形で比べられます。

  1. この坪単価は本体価格と総額のどちらですか。付帯工事・諸費用・外構・税の扱いを見積書の内訳で確認してください。

    なぜ聞くか:株式会社アーネストワン 参考坪単価 40〜60万円台(公式坪単価ではない外部参考値) と 楓工務店 50〜60万円台 だけでは、付帯工事・諸費用・外構・税を含む総額が分からないから。

  2. 初期保証が終わったあと、保証を続けるために必要な点検・補修の内容と費用を書面で見せてください。

    なぜ聞くか:初期保証は、株式会社アーネストワン 構造(品確法)10年 / 雨水の浸入10年 / 防蟻5年(CRADLE PALETTE公式:10年間の長期保証・5年間の防蟻保証 / 部位区分は住宅瑕疵担保履行法(品確法10年))、楓工務店 構造・防水10年 / 延長最長25年(25年:充実の安心保証 / 60年:公式FAQ(オプション。条件・対象部位の記載なし)) です。この年数だけでは、延長のときに必要になる工事の仕様・個別の金額・免責の範囲が分からないため。

  3. 契約する商品名と、その商品で見込んでいるUA値・C値を、仕様書に数字で書いてもらえますか。「G2相当」のような基準名での言い方ではなく、この建築地の地域区分で計算した値と、その計算書を見せてください。気密測定を全棟で行っているなら、引き渡す家の測定結果をいつ、どんな形で受け取れるのかも教えてください。

    なぜ聞くか:断熱の数字が片方の公式にしか見当たらず、公開情報だけでは差の大きさを確かめられないため。公式に載っている0.46と0.56は基準側の水準値と同じ数字で、公式自身も「0.46以下」「0.56以下」という基準の言い方をしている。C値も公式コラムでは「基準」と書かれていて、実測の平均としては見当たらない。商品が変われば0.50〜0.56になる点も、短い数値表記からは読み取れない。

  4. 保証の年数を部位ごとに一覧にして、保証書と約款の現物で見せてください。そのうえで、案内されている最長の年数が引渡しから数えた通算なのか、初期保証が終わったあとに足される期間なのかを、約款のどこで読めるのか示してください。延長や追加の保証を申し込める期限、そのときに必要な工事の内容と費用と対象部位、申し込まなかった場合に何が止まるのかもあわせてお願いします。

    なぜ聞くか:30年も25年も条件付きの年数で、条件の中身は年数の表記だけからは読み取れない。片方は「有償となりますが最長30年間」という書き方で通算か延長期間かが公式文からは決められず、部位内訳は分譲戸建ブランド CRADLE GARDEN 掲載の保証基準表との対応を保証書で確かめる必要がある。もう片方は「10年目までに有償での保全工事」を挟んで5年ずつ積み上げる形で、部位ごとの年数も地盤20年・設備10年・屋根塗膜15年・穴あき25年とばらついており、公式にはさらに60年のオプションもある。

  5. 検討している建築地は施工エリアに入りますか。入る場合、注文住宅の設計と施工を担当する拠点はどこになり、着工後の窓口は誰になりますか。距離や地域で区切っている条件があれば、その基準もあわせて教えてください。

    なぜ聞くか:片方の「全国」は営業所地図が47都道府県ぶんあるという意味で、その地図に注文住宅の取扱いを示す注記はなく、会社データも各営業所への確認が必要だと書いている。もう片方は公式が市町村名まで挙げたうえで、拠点から車で1時間以内という距離の条件も置いている。どちらの条件も、短いエリア表記からは読み取れない。

  6. 検討している商品は、用意されたプランから選ぶもの、間取りだけをゼロから起こすもの、仕様まで自由に決めるもののどれですか。変更できない部分がどこかを一覧で示してください。あわせて、見積りの根拠にしている価格表の改定日と、その本体価格に含まれる工事の範囲、前提にしている延床面積を書面で確認させてください。

    なぜ聞くか:「自由設計に対応」がどちらにも当てはまるが、片方は規格注文住宅の中での自由設計、もう片方は間取りと仕様をゼロから決める商品を指していて、同じ言葉で中身が違う。比較カードは楓工務店の現行公式3商品価格に訂正し、CRADLE PALETTEの再確認できない会社データ上の価格例は表示していない。どの版の、どの条件の価格表を見ているのかを確かめないと比べられない。

この2社以外とも比べる

比較表では最大4社まで並べられます。会社を入れ替えても、項目はこのページと同じです。

出典と確認日

このページの数値は、下の会社ページに掲載している公開情報から取っています。数値の元になった各社の公式ページは、会社ページの出典欄に記載しています。

このページの情報は2026年7月28日時点のものです。掲載後に各社が内容を更新している場合があります。

会社データ評価は、各社が公開している情報を同じ基準で整理・採点したものです。採点方法を見る