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イエベース住宅会社比較カルテ

広島建設 / セナリオハウスと近藤建設の違いを比較

「広島建設」は会社の名前で、「セナリオハウス」はその会社が2011年に立ち上げた注文住宅ブランドです。社名に県名が入っていますが、2026年8月20日に見た公式の企業情報に載っている本社は千葉県柏市豊四季で、沿革には1968年に別の商号で創業して1975年に現在の商号へ変えたと書かれているだけで、広島県の所在地は出てきません。近藤建設は埼玉県ふじみ野市に本社を置く会社で、営業エリアを埼玉県と一部の東京都に限ると公式に書いています。どちらも範囲を絞った会社なので、公式の書き方をそのまま重ねると、両方に頼める土地は埼玉県と東京都のあたりに限られます。並んでいる数字の性格もそろっておらず、断熱と気密の値は、片方が1つの商品のモデルプランでの計算値と気密施工物件の平均、もう片方は公式ページに「以下」付きで示されたZEHの性能基準です。保証の年数も同じで、広島建設の公式が20年としているのは構造耐力上主要な部分だけで、雨水の侵入を防止する部分は品確法どおりの10年ですから、構造と防水をまとめて20年とは読まないでください。

どちらが優れているかの判定はしていません。数値の対象になる商品やプランは会社ごとに違うので、 同じ条件で出した見積りを比べたものとしては読まないでください。

30秒で分かる違い

  1. 対応エリアの表記が違う

    広島建設 / セナリオハウス
    千葉県・東京都・埼玉県・茨城県の一部4都県
    近藤建設
    埼玉県全域+東京都一部モデルハウス9拠点

    何を数えた値かは会社ごとに違うため、建築予定地が対象かどうかは各社に確認してください。

  2. 坪単価の元になっている数字が違う

    広島建設 / セナリオハウス
    約60〜75万円/坪外部ポータル契約者事例 / 本体2,000〜2,500万円 / 34坪換算
    近藤建設
    55〜95万円/坪ポータル参考値

    数字は算出元と適用条件をそろえて読んでください。

  3. 構造・工法の書かれ方が違う

    広島建設 / セナリオハウス
    木造軸組系
    近藤建設
    木造在来軸組+SL工法
  4. UA値の出どころが違う

    広島建設 / セナリオハウス
    0.46W/㎡K / warm vitaモデル
    近藤建設
    0.48W/㎡・K以下 / ZEH性能基準

    どちらも会社全体の平均とは限りません。値は出所の適用条件と合わせて読んでください。

  5. 商品の作り方が違う

    広島建設 / セナリオハウス
    SOPRA・SOPRA-FLAT・warm vita
    近藤建設
    専属建築士と名匠大工とつくる家づくり(家づくりプロセス)・LIFE FIT DESIGN・Kon Kon Home 関間・Kon Kon Home 清見(モデルハウス)

広島建設 / セナリオハウス

HIROSHIMA KENSETSU Co., Ltd. / Scenario House

広島建設株式会社。2026年8月20日に見た公式の企業情報は、商号 広島建設株式会社、設立 昭和45年4月14日(創業 昭和43年8月)、本社 〒277-0863 千葉県柏市豊四季1004番地 広島建設豊四季ビル、代表取締役 島田秀貴、資本金 8,000万円、社員数 290名で、売上高は2021年3月期から2025年3月期までの5期が並び、直近は262億円でした。同じページの沿革には、1968年に広島興業として創業、1970年に株式会社設立、1975年に広島建設株式会社へ商号変更、1992年に注文住宅事業へ参入、2011年に注文住宅ブランド「セナリオハウス」誕生と書かれています。会社としては注文住宅のほかに分譲住宅、リフォーム、不動産、RC造・鉄骨造の中高層建築まで手がけていて、注文住宅にはセナリオハウスとは別のブランドも並行して置いています。同じページはグループ企業として6社の名前を挙げていますが、出資比率も、どちらがどちらに出資しているのかも書かれていません。ここで取り上げる性能と保証の数字は注文住宅ブランドのものなので、分譲住宅を買う場合に同じ条件が付くかどうかは、別に確かめてください。

近藤建設

KONDO KENSETSU Co., Ltd.

近藤建設株式会社。2026年8月20日に見た公式の会社情報は、代表取締役社長 宇佐見佳之、設立 1974年(昭和49年)、本社 埼玉県ふじみ野市上福岡1-14-7、資本金 7,500万円、許可は「建築士事務所登録 埼玉県知事登録第10-619号 建設業 大臣登録 第(特-8)13873号」で、従業員数と売上高、ISO認証についての記載は見当たりませんでした。同じページに東京支店と川越営業所が載り、事業はハウジング部門とビルディング部門に分かれていて、マンション・公共施設・商業ビルの企画設計施工も同じ会社が担っています。グループ概要のページには、2014年設立・資本金1,000万円の近藤ホールディングス株式会社と、1961年設立の不動産会社、1993年設立のリフォーム会社、情報システムの会社が並びます。ただし出資比率も持株関係も書かれていないので、資本のつながりがどうなっているかは公式からは読み取れません。同じ商号の会社は別の県にもあるので、問い合わせ先はドメインが kondo-gr.co.jp の公式サイトかどうかで見分けてください。

会社データ評価5段階中4.4
近藤建設の詳細を見る

共通しているところ、違うところ

両社そろって公開している項目だけを取り上げています。値の出所と適用条件は「項目ごとに並べて確認する」に書いています。

共通しているところ

  • 構造の種別どちらも 木造
  • 設計の自由度どちらも 自由設計に対応

違うところ

「30秒で分かる違い」に出した5件を除いた残りです。

  • 断熱等性能等級
    広島建設 / セナリオハウス
    6断熱等性能等級6まで対応(※一部商品)
    近藤建設
    7関間モデルで等級7
  • C値(気密)
    広島建設 / セナリオハウス
    0.45㎠/㎡ / 公式表記平均
    近藤建設
    0.88㎠/㎡以下 / ZEH性能基準
  • 耐震
    広島建設 / セナリオハウス
    構造計算+MIRAIE標準(採用制限)構造計算+MIRAIE標準
    近藤建設
    耐震等級3

項目ごとに並べて確認する

両社そろって公開されている項目だけを 11 行並べています。 どちらも公開していない項目と、片方だけの任意項目は、並べても比較にならないので出していません。 数値の下にあるのが、その値の出所と適用条件です。

→ 横にスクロールすると近藤建設の列が見えます。項目名の列は左に残ります。

広島建設 / セナリオハウス近藤建設の公開情報の比較表
項目広島建設 / セナリオハウス近藤建設
坪単価の目安会社ごとに算出の元が違います。同じ条件の見積り比較ではありません約60〜75万円/坪外部ポータル契約者事例 / 本体2,000〜2,500万円 / 34坪換算55〜95万円/坪ポータル参考値
対応エリア会社が公開している対応エリアの表記です。何を数えた値かは会社ごとに違うため、建築予定地が対象かどうかは各社に確認してください千葉県・東京都・埼玉県・茨城県の一部4都県埼玉県全域+東京都一部モデルハウス9拠点
構造の種別木造木造
公開されている工法の表記木造軸組系木造在来軸組+SL工法
UA値数値が小さいほど熱が逃げにくい。会社全体の平均ではなく、下に書いた出所の条件での値です0.46W/㎡K / warm vitaモデル0.48W/㎡・K以下 / ZEH性能基準
断熱等性能等級会社が公開している表記のままです。「等級6」と「等級6相当」は同じではありません6断熱等性能等級6まで対応(※一部商品)7関間モデルで等級7
C値(気密)数値が小さいほど隙間が少ない0.45㎠/㎡ / 公式表記平均0.88㎠/㎡以下 / ZEH性能基準
耐震会社が公開している表記のままです。「等級3」と「等級3相当」は同じではありません構造計算+MIRAIE標準(採用制限)構造計算+MIRAIE標準耐震等級3
主な商品・家づくり提案・モデルハウスSOPRA・SOPRA-FLAT・warm vita専属建築士と名匠大工とつくる家づくり(家づくりプロセス)・LIFE FIT DESIGN・Kon Kon Home 関間・Kon Kon Home 清見(モデルハウス)
設計の自由度自由設計に対応自由設計に対応
情報の確認日2026年7月28日2026年7月28日

坪単価と価格の出し方

広島建設 / セナリオハウスは約60〜75万円/坪(外部ポータル契約者事例 / 本体2,000〜2,500万円 / 34坪換算)、近藤建設は55〜95万円/坪(ポータル参考値)。税区分と価格基準がそろっていることを確認できないため、共通区間は算出していません。

付帯工事・諸費用・外構・税の扱いは、両社から同じ条件の見積書を取り、内訳を確認してください。

広島建設 / セナリオハウスの価格の出し方

外部ポータル契約者事例:本体2,000〜2,500万円 / 34坪換算 約60〜75万円/坪

近藤建設の価格の出し方

ポータル参考値の坪単価レンジ:55〜95万円

対応エリアの表記

広島建設 / セナリオハウスは千葉県・東京都・埼玉県・茨城県の一部(4都県)、近藤建設は埼玉県全域+東京都一部(モデルハウス9拠点)。何を数えた値かは会社ごとに違うため、建築予定地が対象かどうかは各社に確認してください。

断熱・耐震・構造

値の性格は会社ごとに違います。特定の商品・プランの値、実測の平均、 制度の基準に合わせた値などがあります。その値が何のものかは「項目ごとに並べて確認する」に書いています。

UA値

広島建設 / セナリオハウス
0.46W/㎡K / warm vitaモデル
近藤建設
0.48W/㎡・K以下 / ZEH性能基準

断熱等性能等級

広島建設 / セナリオハウス
6断熱等性能等級6まで対応(※一部商品)
近藤建設
7関間モデルで等級7

C値(気密)

広島建設 / セナリオハウス
0.45㎠/㎡ / 公式表記平均
近藤建設
0.88㎠/㎡以下 / ZEH性能基準

耐震

広島建設 / セナリオハウス
構造計算+MIRAIE標準(採用制限)構造計算+MIRAIE標準
近藤建設
耐震等級3

構造の種別

広島建設 / セナリオハウス
木造
近藤建設
木造

公開されている工法の表記

広島建設 / セナリオハウス
木造軸組系
近藤建設
木造在来軸組+SL工法

保証とアフターサービス

広島建設 / セナリオハウス

  • 引渡後50年サポート / 24時間365日コールセンター2021年1月以降引渡しのオーナー向けに、引渡しから10年間の24時間365日オーナー専用コールセンターを運用、オーナー専用アプリも整備しています。

近藤建設

  • 構造・外装20年 / 防水15年公式FAQで明示。構造耐力上主要な部分と外装の20年保証、防水保証15年で運用します。住宅瑕疵担保責任保険は法定義務として加入しています。
  • 24時間365日 自社受付自社で24時間365日対応の受付体制を整えています。定期点検は1年・2年・5年・10年・20年で実施し、グループ会社のリフォーム部門とも連動してメンテナンス導線を一体化しています。

節目:0年 引渡し / 1年・2年・5年 定期点検 / 10年 定期点検 / 防水保証範囲内 / 15年 防水保証満了 / 20年点検 構造保証満了 / 有償補修を行った場合はプラス10年保証(※最長60年まで延長可能)

上に出ているのは、各社が公開している保証の枠組みです。対象の部位・延長の前提・点検の節目は 各社が公開していますが、対象部位の完全な内訳と、延長のときに必要になる工事の仕様・ 個別の金額・免責の範囲までは書かれていません。契約前に保証書で確認してください。

商品と設計の自由度

広島建設 / セナリオハウス主な商品

  • SOPRA / ソプラ
  • SOPRA-FLAT / ソプラ-フラット
  • warm vita / ウォームヴィータ

近藤建設主な商品・家づくり提案・モデルハウス

  • 専属建築士と名匠大工とつくる家づくり(家づくりプロセス)
  • LIFE FIT DESIGN
  • Kon Kon Home 関間・Kon Kon Home 清見(モデルハウス)

設計の自由度は、広島建設 / セナリオハウス 自由設計に対応近藤建設 自由設計に対応 です。

条件別に候補を残しやすいのはどちらか

総合的にどちらが良いかは決めていません。優先する条件を先に決めたときに、公開情報のうえで候補として残しやすいのはどちらか、という整理です。

  • 対応エリアの表記を確認したい

    広島建設 / セナリオハウスは千葉県・東京都・埼玉県・茨城県の一部(4都県)、近藤建設は埼玉県全域+東京都一部(モデルハウス9拠点)。何を数えた値かは会社ごとに違うため、建築予定地が対象かどうかは各社に確認してください。

  • 予算の上限を先に決めている

    坪単価の目安は、広島建設 / セナリオハウス 約60〜75万円/坪、近藤建設 55〜95万円/坪 です。どちらも公式には金額を出していないため、目安の数字は参考値です。付帯工事・諸費用・外構・税の扱いは、両社から同じ条件の見積書を取り、内訳を確認してください。

  • 断熱の数値を重視する

    UA値は 広島建設 / セナリオハウス 0.46(W/㎡K / warm vitaモデル) / 近藤建設 0.48(W/㎡・K以下 / ZEH性能基準)。ただしどちらも出所の条件つきの値なので、検討する商品でも同じ値になるかを確認してからでないと、この軸では選べません。

広島建設 / セナリオハウスと近藤建設を比べるときの注意点

  • 広島建設の保証は、公式の保証ページで部位ごとに年数が分かれています。2026年8月21日に見た原文は、品確法により「構造耐力上主要な部分」および「雨水の侵入を防止する部分」について引渡しから10年間の責任を負うとしたうえで、「構造耐力上主要な部分」においては「10年間よりも長い20年間を保証期間としています」と書いています。20年が掛かるのは構造耐力上主要な部分で、雨水の侵入を防止する部分は10年です。雨水の侵入を防止する部分まで初期20年とする書き方は、同じ日に公式を見た範囲では確認できませんでした。延長のほうにも条件が並びます。定期点検と必要な有償メンテナンス工事を実施することで引渡しから最長30年間、10年ごとの延長保証を受けられるという説明のほかに、補修工事の開始期限が10年点検の実施から3か月以内または引渡日から123か月以内であること、賃貸住宅や店舗は定期点検・短期保証の対象外であること、広島建設が直接施工した住宅に限ることも書かれています。引渡しから最長50年という数字も同じページにありますが、こちらは延長保証のあとに続くアフターサポートで、保証の年数ではありません。近藤建設はよくある質問に20年(防水は15年)と延長制度があることを書き、家づくりの特長ページの図に、20年点検のあと有償補修を行った場合のプラス10年保証と、最長60年までという延長の上限を示しています。ただし補修の内容・費用・申込みの期限までは公開されていません。雨水や防水にあたる部分は、公式の書き方どうしで並べると広島建設が10年、近藤建設が15年で、20年どうしの比較にはなりません。掲載の元になっている情報の確認日は2026年7月28日です。

  • 近藤建設側の断熱・気密の数字は、公式のゼロエネルギーハウスのページが「ZEHの性能基準」としてまとめている線引きです。原文は「UA値(断熱性能)0.48W/㎡・K以下(従来基準0.87w/㎡・K以下)」「C値(隙間相当面積)0.88c㎡/㎡以下(従来基準5.0c㎡/㎡以下)」で、どちらも「以下」が付いた基準の満たし方の表明であり、実測値でも1棟ごとの計算値でもありません。広島建設側の0.46は商品ページの注記に「※warm vitaモデルプランにおける外皮平均熱貫流率0.46(HEAT20 6地域G2に相当)」と書かれた値で、同じ注記は「※実際のプランや地域等の条件により異なりますので、温度等を保証するものではありません。」と続きます。地域区分6での値だという前提も、モデルプランでの計算だという前提も、0.46という数字だけからは読み取れません。0.45は断熱・気密のページで「セナリオハウスの注文住宅における気密施工物件気密測定結果は平均で『C0.45値㎠/㎡』でした。」と書かれた平均で、母集団は気密施工をした物件です。同じページには「気密性能はプランニングやその他条件によって変動します。」とあり、1階の床下げと小屋裏収納・ロフトは気密工事非対応とも書かれています。作られ方がここまで違うので、気密の数字を引き算して差として読むことはできません。近藤建設側の値を扱うときは、C値0.88㎠/㎡以下・UA値0.48W/㎡・K以下というZEHの性能基準として読んでください。

  • 断熱等性能等級として出てくる数字は、どちらも会社全体に掛かるものではありません。広島建設の公式は「住まいの省エネ性能に係わる『断熱性能等級』の上位等級にあたる等級6までに対応しています。(※一部商品)」と書いていて、等級6は一部商品での対応です。この「※一部商品」という限定は、6という数字だけからは読み取れません。近藤建設で等級7が出てくるのは、坂戸市にある「Kon Kon Home 関間」というモデルハウス1棟の紹介ページで、「ZEHをはるかに超える断熱等級7をクリアする高性能な家づくり。」という書き方です。全商品の標準として書かれた数字ではありません。標準が等級5だという説明は、2026年8月21日に近藤建設の公式を見たかぎり見つけられませんでした。等級5から等級7までを会社全体の幅として読める公式の根拠は確認できていないので、自分が建てる家の等級は、検討している商品名と仕様の名前を出したうえで確かめてください。

  • 耐震について公式が書いていることは、2社で書き方が違います。広島建設の公式は「セナリオハウスではこの構造計算を全棟実施し、構造の安全性や耐力壁の配置、構造金物の配置、またそのバランス等を確認しています。※ツーバイフォー工法は除く」と書き、制震ダンパーについては「標準採用※しています。※ミライエの搭載は一部の商品に限ります。」と書いています。全棟という言葉に例外が付き、ダンパーは商品によります。近藤建設の公式は、よくある質問に「近藤建設の家は標準仕様で耐震等級3です。また、制震ダンパーも取り入れている」とあり、性能のページにも「耐震等級3の構造で建物の倒壊を防ぎ、さらに耐震ダンパーで衝撃を吸収することで、地震からダブルで住まいを守ります。」とあります。ただし2026年8月21日に見たかぎり、住宅性能表示制度という制度の名前も、設計住宅性能評価書・建設住宅性能評価書が交付されるという記載も、どちらのページにも見つけられませんでした。公式表記どおりに言えるのは「標準仕様で耐震等級3」までで、制度の評価を受けた等級かどうかは公開情報からは切り分けられません。構造の種別はどちらも木造ですが、沿革に2000年のツーバイフォー工法参入が載っている広島建設の側では、先の「※ツーバイフォー工法は除く」がそのまま効きます。

  • 広島建設の対応エリアとされる「千葉県・東京都・埼玉県・茨城県の一部」という書き方は、茨城県だけが一部という意味には読めません。公式のこだわりのページには「各事業拠点より車で約1時間圏内を施工エリアとし」とあり、施工対象エリアの改定を知らせるお知らせには「※印のある市区町村は全域対応しておりませんので、最寄り店舗の営業スタッフまでご相談ください」と書かれています。この「車で約1時間圏内」という条件は、都県名の並びだけからは読み取れません。企業情報のページが挙げるショールーム・展示場は千葉県14か所、埼玉県3か所、東京都5か所、茨城県1か所の計23か所で、拠点の数は都県ごとにかなり違います。近藤建設側に添えられている「モデルハウス9拠点」は施設の数で、建てられる範囲ではありません。実際、2026年8月20日に見た公式の展示場・ショールーム一覧は、坂戸市・ふじみ野市・さいたま市・所沢市・川越市・新座市・東松山市に置かれた8か所でした。こちらの会社情報のページは施工対応エリアを市区町村で挙げていて、東京都は板橋区、練馬区、立川市、昭島市、小平市、東村山市、国分寺市、福生市、東大和市、清瀬市、東久留米市、武蔵村山市、羽村市、西東京市、瑞穂町の15です。埼玉県はよくある質問で「埼玉県全域」と書かれている一方、この一覧には秩父市が入っていませんでした。

  • 坪単価の目安として挙がる2つの数字は、どちらも会社が公表した坪単価ではありません。広島建設側は「外部ポータル契約者事例:本体2,000〜2,500万円 / 34坪換算 約60〜75万円/坪」という文字列がひとかたまりのまま扱われていて、出所の見出しが数値と切り離せていません。中身は住宅情報サイトに載った契約者事例1件の本体価格を34坪で割った換算で、税込か税別かの記載はありません。もう片方の「55〜95万円/坪」も住宅情報サイト側の参考レンジで、出どころとして分かるのは「ポータル参考値」ということだけです。2026年8月20日に両社の公式を見たかぎり、商品ページにも会社情報にもよくある質問にも、坪単価や本体価格のレンジは載っていませんでした。片方のよくある質問には「ご相談やプラン作成は無料で行っています。」とある一方で、「家具・家電・カーテン・外構等の建築工事や、引っ越しや仮住まい・火災保険料など様々な諸費用が必要になります。」とも書かれていて、建築費の外に何がどれだけ要るかは、個別の資金計画で確かめる前提になっています。

  • 主な商品ラインナップとして挙げた名前は、両社で性格が違います。広島建設側の名前は公式の商品ページに並ぶうちの一部で、2026年8月20日に見た商品の一覧には、平屋、2階建て、3階建てが2種類、高断熱仕様、太陽光を載せるZEH対応、賃貸向けの7つが載っていました。ここに挙がっていない商品の性能や価格は、これらの名前からは分かりません。近藤建設側の名前は、商品というより家づくりの進め方とモデルハウスの名前です。こちらの公式のよくある質問には「木造在来軸組工法に特殊接合金物(SL工法)を使用し、外周全部に構造用合板を貼ったフルパネルモノコック構造」を採用し、CLT工法・鉄骨工法・RC工法にも対応すると書かれています。設計の自由度はどちらも「自由設計に対応」という同じ言葉でまとめられますが、片方は商品ごとに構造材を選べる組み立て、もう片方は専属の建築士が直接ヒアリングして設計するという説明で、公式の書き方は同じではありません。

両社へ確認したい質問

公開情報だけでは埋まらないところです。同じ質問を両社にすると、返ってくる形で比べられます。

  1. この坪単価は本体価格と総額のどちらですか。付帯工事・諸費用・外構・税の扱いを見積書の内訳で確認してください。

    なぜ聞くか:広島建設 / セナリオハウス 約60〜75万円/坪(外部ポータル契約者事例 / 本体2,000〜2,500万円 / 34坪換算) と 近藤建設 55〜95万円/坪(ポータル参考値) だけでは、付帯工事・諸費用・外構・税を含む総額が分からないから。

  2. 検討している商品では、UA値はいくつになりますか。標準仕様ですか、オプションですか。

    なぜ聞くか:値は 広島建設 / セナリオハウス 0.46(W/㎡K / warm vitaモデル)、近藤建設 0.48(W/㎡・K以下 / ZEH性能基準) で、どちらも出所の条件つきの値で、条件が変われば同じ値にならないから。

  3. 施工の対象かどうかを、建築予定地の住所を伝えたうえで書面で答えてもらえますか。担当する拠点はどこになり、そこから現場までどれくらいの距離ですか。その市区町村のなかに対応しない区域があるなら、地図か一覧で示してください。工事を請け負う法人の社名と、引渡し後の点検・修理を受け付ける窓口の社名も、それぞれ教えてください。

    なぜ聞くか:一方の公式は「各事業拠点より車で約1時間圏内を施工エリアとし」と書き、施工対象エリアの改定のお知らせには※印のある市区町村は全域対応していないと書かれています。この条件は、都県名の並びだけからは読み取れません。もう一方は会社情報のページで市区町村を挙げていますが、よくある質問の「埼玉県全域」という書き方と一覧の中身がそろっておらず、対応エリアに添えられているのはモデルハウスの数です。どちらもグループ会社が並ぶ体制で、出資比率や持株関係は公式に書かれていません。

  4. 保証書の写しを契約前に見せてもらい、20年が掛かる部位と、雨水の侵入を防止する部分の年数を、条文の上で確認させてもらえますか。延長を受ける場合、何年目にどんな点検と工事が必要で、申込みと工事開始の期限がいつまでかも、書面のどこに書いてあるかを示してください。建てようとしている建物が、保証の対象から外れる用途や施工形態に当たらないかも確かめてください。

    なぜ聞くか:広島建設の公式の保証ページは、20年を「構造耐力上主要な部分」に、10年を「雨水の侵入を防止する部分」に分けて書いています。構造と防水をまとめて20年と読める記載は、2026年8月21日に見た範囲では確認できませんでした。同じページには補修工事の開始期限や、賃貸住宅・店舗は対象外という限定も並びます。近藤建設はよくある質問に20年(防水は15年)と延長制度があることを書き、家づくりの特長ページの図に、20年点検のあと有償補修を行った場合のプラス10年保証と、最長60年までという延長の上限を示しています。ただし補修の内容・費用・申込みの期限までは公開されていません。年数の大小を比べる前に、対象部位と条件をそろえる必要があります。

  5. いま検討している間取りと土地で計算し直した外皮平均熱貫流率を、計算書の形で見せてもらえますか。その間取りが気密工事の対象になるかどうかも教えてください。対象になるなら、引渡し前に隙間相当面積を測る予定はありますか。測る場合、測定するのは誰で、結果はいつどんな形で渡されますか。

    なぜ聞くか:両社の断熱・気密の数字は、片方が公式のゼロエネルギーハウスのページに「以下」付きで書かれた線引きで、もう片方は1つの商品のモデルプランでの計算値と、気密施工をした物件をならした平均です。断熱等性能等級の等級6には公式に「※一部商品」という限定が付き、等級7はモデルハウス1棟の説明に出てくる数字です。標準が等級5だという公式の記載は確認できませんでした。公式には、1階の床下げや小屋裏収納・ロフトが気密工事非対応になるという注意書きもあります。自分が建てる家の値は、どちらの数字からも読み取れません。

  6. 見積りの金額は、坪あたりに直した単価ではなく建物1棟の請負金額として出してもらえますか。税込と税別のどちらの表示かも明記してください。そのうえで、その金額に入っていない工事と費目を、地盤改良・屋外の給排水・外構・照明・カーテン・空調まで含めて一覧にしてもらえますか。その金額がいつ時点のもので、契約までに改定された場合はどちらが適用されるかも確かめてください。

    なぜ聞くか:坪単価の目安として挙がる2つの数字は、どちらも住宅情報サイト側のもので、会社が公表した坪単価ではありません。片方は契約者事例1件の本体価格を34坪で割った換算で、出所の見出しが数値と切り離せていません。もう片方は参考のレンジで、税込か税別かはどちらにも書かれていません。2026年8月20日に見たかぎり、両社の公式には坪単価も本体価格のレンジも載っていませんでした。

この2社以外とも比べる

比較表では最大4社まで並べられます。会社を入れ替えても、項目はこのページと同じです。

出典と確認日

このページの数値は、下の会社ページに掲載している公開情報から取っています。数値の元になった各社の公式ページは、会社ページの出典欄に記載しています。

このページの情報は2026年7月28日時点のものです。掲載後に各社が内容を更新している場合があります。

会社データ評価は、各社が公開している情報を同じ基準で整理・採点したものです。採点方法を見る