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イエベース住宅会社比較カルテ

一条工務店と積水ハウスの違いを比較

この2社を並べたとき、保証の欄には「最長30年 / 条件付き延長」と「構造躯体30年 / 防水30年」が並び、どちらにも30という数字が出ます。ただし年数だけを取り出した「初期保証」の行は出ていません。積水ハウス側の30年は2018年4月1日以降の契約分を対象とした構造躯体と防水の初期保証、一条工務店側の30年は15年目の有償メンテナンス工事を条件に届く上限として書かれていて、同じ作りの30年ではありません。ほかの行は、木造だけの会社と、鉄骨と木造の両方を持つ会社という構造の違いを軸に、値の出どころがそれぞれ別の商品へ散らばります。性能値の出し方も対照的で、片方はアイ・スマートのモデルプランのUA値0.25と地域を限った平均実測値のC値0.59を公開し、もう片方は商品別のUA値・C値を公式商品ページで非公表とする方針だと会社データに書かれています。そのため断熱の欄には行が1本も立っていません。左右に同じ文字が並ぶ行は「設計の自由度」の1行だけで、どちらも「自由設計に対応」と出ます。ただし片方は「邸別自由設計」という自社の言葉、もう片方は主力ラインアップにフルオーダーを掲げつつ規格・セミオーダー型の商品も同じラインアップに置くという形で、同じひとことの中身は別ものです。公開が無いことは性能が低いという意味ではないので、行が立たなかったことを評価として読まないでください。

どちらが優れているかの判定はしていません。数値の対象になる商品やプランは会社ごとに違うので、 同じ条件で出した見積りを比べたものとしては読まないでください。

30秒で分かる違い

  1. 施工できる地域が違う

    一条工務店
    45都道府県沖縄・高知を除く / 約510拠点
    積水ハウス
    47都道府県展示場約350〜400カ所

    建てられる場所がそもそも違うので、ここが合わない会社は先に外れます。

  2. 坪単価の元になっている数字が違う

    一条工務店
    50〜105万円/坪外部参考値
    積水ハウス
    80〜150万円/坪 / 2026年平均約120万円/坪外部ポータル参考値

    各社の下に、その数字の出どころを書いています。

  3. 構造・工法の書かれ方が違う

    一条工務店
    木造
    積水ハウス
    木造・鉄骨造
  4. 保証の年数と延ばし方が違う

    一条工務店
    最長30年 / 条件付き延長
    積水ハウス
    構造躯体30年 / 防水30年
  5. 商品の作り方が違う

    一条工務店
    グラン・スマート・アイ・スマート・HUGme
    積水ハウス
    IS STAGE・IS ROY+E・シャーウッド

一条工務店

ICHIJO Co., Ltd.

株式会社一条工務店。1978年9月設立で、会社概要には東京都江東区の本社と静岡県浜松市の浜松本社が併記され、上場区分は「非上場 / 独立系」です。会社概要の資本金2億7,460万円、従業員数約7,100名、2025年3月期の売上高5,664億円は、どれも「グループ関連企業を含む」と注記された数字です。株式会社一条工務店1社の決算値として読める形にはなっていません。主要事業は木造戸建注文住宅の設計・施工・販売が中核で、分譲住宅、リフォームのほか住宅設備・部材の開発・生産まで並びます。比較表の工法欄に出る「枠組壁工法系」は主力商品側の表記で、会社概要の主要構造には軸組工法系も併記されているため、同じ会社の中でも商品によって工法が変わります。契約の相手になる法人名や契約条件は会社データに書かれていないので、そこは書面で確かめる範囲になります。

会社データ評価5段階中4.6
一条工務店の詳細を見る

積水ハウス

Sekisui House, Ltd.

積水ハウス株式会社(Sekisui House, Ltd.)。1960年8月1日設立で、本社は大阪市北区、東京証券取引所プライム市場と名古屋証券取引所プレミア市場に証券コード1928で自社上場しています(1970年8月上場)。会社概要の数字は集計の単位がそれぞれ違い、資本金2,033億813万円は2025年6月4日基準、従業員数14,178名は単体・2026年1月31日基準で、連結子会社376社と持分法適用関連会社36社は別の行に書かれています。売上高4兆1,979億円はFY2025の連結で、主要事業には請負型戸建住宅のほか賃貸・事業用建物、ストック型賃貸住宅管理、リフォーム、開発型の仲介・不動産、マンション、都市再開発、国際事業まで並びます。戸建住宅事業に絞ると、同じFY2025の連結セグメントで4,789億円です。IS STAGE、IS ROY+E、シャーウッドはいずれも商品の名前で、鉄骨か木造かという構造そのものが商品によって変わります。契約書と保証書に出る法人名や契約条件は会社データに書かれていないので、そこは書面で確かめる範囲になります。

会社データ評価5段階中4.7
積水ハウスの詳細を見る

共通しているところ、違うところ

両社そろって公開している項目だけを取り上げています。値の出所と適用条件は「項目ごとに並べて確認する」に書いています。

共通しているところ

  • 設計の自由度どちらも 自由設計に対応

違うところ

「30秒で分かる違い」に出した5件を除いた残りです。

  • 公開されている工法の表記一条工務店 枠組壁工法系積水ハウス 鉄骨・木造両構法
  • 耐震一条工務店 住宅性能表示制度 等級3積水ハウス 耐震等級3相当 / 主要商品標準対応

項目ごとに並べて確認する

両社そろって公開されている項目だけを 9 行並べています。 どちらも公開していない項目と、片方だけの任意項目は、並べても比較にならないので出していません。 数値の下にあるのが、その値の出所と適用条件です。

→ 横にスクロールすると積水ハウスの列が見えます。項目名の列は左に残ります。

一条工務店積水ハウスの公開情報の比較表
項目一条工務店積水ハウス
坪単価の目安会社ごとに算出の元が違います。同じ条件の見積り比較ではありません50〜105万円/坪外部参考値80〜150万円/坪 / 2026年平均約120万円/坪外部ポータル参考値
対応エリア会社が公開している対応エリアの表記です。展示場・拠点の所在地ではありません45都道府県沖縄・高知を除く / 約510拠点47都道府県展示場約350〜400カ所
構造の種別木造木造・鉄骨造
公開されている工法の表記枠組壁工法系主力商品は2倍耐震訴求鉄骨・木造両構法鉄骨1・2階/3・4階/木造シャーウッド
耐震会社が公開している表記のままです。「等級3」と「等級3相当」は同じではありません住宅性能表示制度 等級3主力商品で耐震等級3 / 2倍耐震訴求耐震等級3相当 / 主要商品標準対応鉄骨シーカス・木造MGEOの独自制震を組合せ
公開されている保証の表記会社ページに載っている文言そのままです最長30年 / 条件付き延長構造躯体30年 / 防水30年
主な商品ラインナップグラン・スマート・アイ・スマート・HUGmeIS STAGE・IS ROY+E・シャーウッド
設計の自由度自由設計に対応自由設計に対応
情報の確認日2026年7月28日2026年7月28日

坪単価と価格の出し方

一条工務店は50〜105万円/坪、積水ハウスは80〜150万円/坪 / 2026年平均約120万円/坪と公開されています。表示上の数値が重なるのは80〜105万円/坪の範囲で、幅は約25万円/坪です。ただしこれは数字の見た目が重なるというだけで、予算に合うかどうかの判定にはなりません。同じ条件で見積りを取ってから比べてください。

一条工務店の数字は外部参考値、積水ハウスの数字は外部ポータル参考値です。算出の元が違うので、そのまま引き算しないでください。

一条工務店の価格の出し方

外部参考値の坪単価レンジ:50〜105万円

  • HUGme本体1,490万円〜
  • HUGme fam W本体1,630万円〜

このほかに、公式ページで金額を出していない区分が1件あります。

積水ハウスの価格の出し方

外部ポータル参考値レンジ:80〜150万円/坪 / 2026年平均約120万円/坪

公式の商品ページに金額の掲載はなく、個別見積りが前提です。

このほかに、公式ページで金額を出していない区分が1件あります。

対応エリアの重なり

一条工務店は45都道府県、積水ハウスは47都道府県と公開しています。どちらも広い範囲を対象にしているため、重なる地域は建築地ごとの確認になります。

断熱・耐震・構造

値の性格は会社ごとに違います。特定の商品・プランの公称値のこともあれば、 全棟実測の平均のこともあります。その値が何のものかは「項目ごとに並べて確認する」に書いています。

耐震

一条工務店
住宅性能表示制度 等級3主力商品で耐震等級3 / 2倍耐震訴求
積水ハウス
耐震等級3相当 / 主要商品標準対応鉄骨シーカス・木造MGEOの独自制震を組合せ

構造の種別

一条工務店
木造
積水ハウス
木造・鉄骨造

公開されている工法の表記

一条工務店
枠組壁工法系主力商品は2倍耐震訴求
積水ハウス
鉄骨・木造両構法鉄骨1・2階/3・4階/木造シャーウッド

保証とアフターサービス

一条工務店

  • 最長30年 / 条件付き延長公式アフターサポートは「安心30年長期保証」を掲載し、15年目の無償点検で有償メンテナンスが必要と認められる工事を受けられると、最長30年目まで保証を延長できると案内しています。無条件の初期保証の年数は公式に明示がなく、短期保証は商品によって期間が異なると記載されています。対象部位・免責事項は保証書で書面確認が前提となります。
  • 定期点検 / シロアリ予防 / フィルター10年無償定期点検・シロアリ予防工事の無償実施、ロスガード90のフィルター10年分無償提供を公式に掲載。点検スケジュールの年次は中央公式で明示確認に至らず、契約店舗で書面確認が前提となります。

節目:0年 引渡し / 10年 フィルター10年分無償提供 / 20年 定期点検 / シロアリ予防 / 30年 条件を満たした場合の保証延長の上限 / 50年 長期メンテナンス運用

積水ハウス

  • 構造躯体30年 / 防水30年対象は2018年4月1日以降の契約分で、構造躯体・防水とも初期保証30年の運用です。10年・20年は無償の定期点検で運用し、当社が必要と判断した補修工事の実施が30年保証継続の前提条件となります。
  • ユートラスシステム 永年延長1999年10月創設のユートラスシステム。30年以降は10年ごとに有償ユートラス点検と必要メンテナンス・補修工事を実施することで10年単位で保証を更新、建物が存続する限り保証を継続できる長期延長運用です。

節目:0年 引渡し / 10年 無償定期点検 / 30年保証継続条件 / 20年 無償定期点検 / 30年保証継続条件 / 30年 初期保証満了 / ユートラス延長へ / 最長 建物存続中の無期限延長

上に出ているのは、各社が公開している保証の枠組みです。一条工務店は、 対象部位の内訳と有償メンテナンスの中身を「保証書で書面確認が前提」としていて、 会社ページの範囲では部位ごとの内訳までは分かりません。 延長のときに必要になる工事の仕様・個別の金額・免責の範囲は、どちらの公開情報にも書かれていません。 契約前に保証書で対象と条件を確認してください。

商品と設計の自由度

一条工務店の主な商品

  • グラン・スマート
  • アイ・スマート
  • HUGme

積水ハウスの主な商品

  • IS STAGE / イズ・ステージ
  • IS ROY+E / イズ・ロイエ
  • シャーウッド / SHAWOOD

設計の自由度は 一条工務店 自由設計に対応積水ハウス 自由設計に対応 と公開されています。

条件別に候補を残しやすいのはどちらか

総合的にどちらが良いかは決めていません。優先する条件を先に決めたときに、公開情報のうえで候補として残しやすいのはどちらか、という整理です。

  • 建てる場所が決まっている

    一条工務店は45都道府県、積水ハウスは47都道府県。公開表記は一条工務店が「沖縄・高知を除く」。建築地が対象に入るかで候補が絞られます。ここが合わない会社は、ほかの条件を見る前に外れます。

  • 予算の上限を先に決めている

    坪単価の目安は 一条工務店 50〜105万円/坪(外部参考値)、積水ハウス 80〜150万円/坪 / 2026年平均約120万円/坪(外部ポータル参考値) と公開されています。一条工務店はHUGme 本体1,490万円〜、HUGme fam W 本体1,630万円〜を公式に出しているので、見積り前でも金額の見当を付けやすい構成です。どちらの数字も総額ではないので、この欄だけで候補を絞れるものではありません。

  • 引渡し後の保証を長く見たい

    公開されている保証の表記は 一条工務店 最長30年 / 条件付き延長、積水ハウス 構造躯体30年 / 防水30年 と公開されています。年数だけでなく、延長に必要な点検・補修の内容と費用まで含めて比べないと差が分かりません。

  • 構造の種類にこだわりがある

    一条工務店 木造 / 積水ハウス 木造・鉄骨造。希望する構造を扱っているかで候補が変わります。

一条工務店と積水ハウスを比べるときの注意点

  • 保証の欄に出るのは、両社が公開している保証の文言そのままの行です。年数だけを取り出した「初期保証」の行は出ていません。並ぶのは「最長30年 / 条件付き延長」と「構造躯体30年 / 防水30年」で、どちらにも30が出ますが、中身の作りが違います。積水ハウス側の会社データは、対象を2018年4月1日以降の契約分としたうえで構造躯体30年・防水30年と部位を書き分け、10年・20年は無償の定期点検で運用し、当社が必要と判断した補修工事の実施が30年保証継続の前提条件だと書いています。公式サイトでも、初期30年保証は構造躯体と雨水の浸入を防止する部分について品確法で義務化された10年間の契約不適合責任期間に20年間の保証を加えたもので、10年点検および20年点検を必ず受け、その点検で会社が必要と判断した補修工事(無償工事)を行うことで保証が継続されると案内されています。一条工務店側の30年には、部位ごとの内訳がありません。公式アフターサポートの「安心30年長期保証」として、15年目の無償点検で有償メンテナンスが必要と認められる工事を受けられると、最長30年目まで保証を延長できる、という書き方です。無条件の初期保証の年数は公式に明示がなく、短期保証は商品によって期間が異なるとも書かれています。対象部位と免責事項は保証書での書面確認が前提です。つまり片方の30年は対象になる契約分に付く初期保証、もう片方の30年は条件を満たしたときに届く上限で、始まり方が別です。どちらも所定の点検と、そこで必要と判断された工事を行うことが前提になっている年数です。年数がそろって見えることを比較の材料にしないでください。

  • 表には「条件付きの最長保証」の行が出ていません。積水ハウス側の会社データには、1999年10月創設のユートラスシステムとして、初期保証の満了後は10年ごとに有償のユートラス点検と必要なメンテナンス・補修工事を実施することで保証を10年単位で更新でき、建物が存続する限り継続できる長期延長運用だと書かれています。公式サイトでも、延長は必要な有料点検と有償工事を行うことが前提で、その先の点検・補修は依頼にもとづく有料・有償の扱いだと案内されています。適用の対象や条件は契約時の制度で決まるので、いま契約したときにどう適用されるのかを確かめてください。一条工務店側で公式に案内されている上限は最長30年目までで、そこから先の保証年数は公式非公表です。会社データの年表にある「50年 長期メンテナンス運用」は保証の年数ではなくメンテナンス運用の年数なので、保証が50年続くという意味ではありません。非公表であることは、その先の延長の仕組みが無いという意味でもありません。無償で受けられる点検が続くことと、そこで必要と判断された工事が無償であることは別の話なので、どの工事までが無償で、どこから有償になるのかを制度の名前ごとに聞いてください。

  • 構造の行は「木造」と「木造・鉄骨造」で、この違いはほかの行の読み方まで変えます。積水ハウス側は鉄骨1・2階建てのダイナミックフレーム・システム、鉄骨3・4階建てのシェルテック構法、木造シャーウッド構法を会社概要に並べていて、坪単価の参考値も商品ごとに帯が分かれています。一条工務店側の工法欄にある「枠組壁工法系」は主力商品の表記で、会社概要の主要構造には軸組工法系も併記され、公式ラインナップも性能訴求の主力系、デザイン訴求の軸組系、価格訴求の規格型に分かれています。つまりどちらの会社でも、表の1行は会社全体ではなく、特定の商品と構造から取られた値です。検討する構造を先に決めて、その構造の商品で各行の値を出し直してもらってください。

  • 断熱の欄には行が1本も出ていません。UA値も断熱等性能等級もC値も、値があるのは片側だけで、片側だけの行は比較にならないので表に出さない作りだからです。会社データの上で一条工務店側が出しているのは、アイ・スマートのモデルプランのUA値0.25と、Ⅲ地域以南に限った平均実測値のC値0.59です。断熱等性能等級は、グラン・スマートとアイ・スマートの2商品が2026年4月発表で等級7の標準仕様化の対象になり、それ以外の商品は等級6対応、という書き分けになっています。積水ハウス側は、商品別のUA値・C値を公式商品ページで非公表とする方針だと会社データに書かれていて、断熱等性能等級の値も入っていません。公開が無いことは数値が悪いという意味ではなく、開示の方針の違いです。会社データには2026年4月発表のファミリー スイートの新提案で断熱等性能等級6への対応を訴求しているとも書かれていますが、これは商品を限った話で、全商品の標準として読める記載ではありません。断熱の話は、検討している商品と地域区分の仕様書に載る数値でそろえてください。

  • 耐震の行は「住宅性能表示制度 等級3」と「耐震等級3相当 / 主要商品標準対応」で、書かれ方が違います。「等級3」と「等級3相当」は同じではありません。積水ハウス側の会社データにも、全商品一律標準で等級3を取得しているという表記は中央公式で確認できておらず、商品別の達成等級は仕様書での確認が前提だと書かれています。行の説明に出てくる鉄骨のシーカスと木造のMGEOは独自の制震システムで、耐震等級とは別の軸の話なので、足し算で読まないでください。一条工務店側は主力商品に耐震等級3と2倍耐震を掲げる一方、許容応力度計算や全棟構造計算をどう運用しているのかは契約前に書面で確かめる前提だと会社データに書かれています。検討している商品で住宅性能表示制度の評価書が出るのかどうかを、先に確かめてください。

  • 坪単価の行は、どちらも会社が公表した金額ではありません。一条工務店側は外部参考値の50〜105万円で、税込か税別かの表記が会社データにありません。積水ハウス側は外部ポータルの集計で80〜150万円/坪、2026年平均約120万円/坪まで表に出ますが、内訳はIS STAGEとシャーウッドが約100〜150万円/坪、IS ROY+Eが約80〜120万円/坪で、いずれも税別目安・本体価格ベースの参考値だと書かれています。公式に金額が出ている範囲も非対称です。一条工務店側で公式の金額が付いているのはHUGme系だけで、HUGmeが本体1,490万円〜、その寒冷地専用の派生商品であるHUGme fam Wが本体1,630万円〜、北海道専用モデルが1,710万円〜という表示になっています。ただしこれは坪単価ではなく本体価格の下限であり、値が付いているのは100プランから選ぶ規格・セミオーダー型の商品です。積水ハウス側は会社データに載る商品3つとも坪単価の公式掲載がなく、「邸別自由設計を打ち出しているため個別見積りに基づく総額検討が前提」と書かれています。金額の軸も税の扱いもそろっていません。並べる前に、総額の見積りで条件をそろえてください。

  • 「主な商品ラインナップ」の行に並ぶのは各社3つずつですが、これは公開されている全部ではありません。一条工務店側は公式ラインナップ13系統のうちの3つで、寒冷地専用のHUGme fam Wや平屋・3階建てのカテゴリは行の外にあります。積水ハウス側も、鉄骨3・4階建て、平屋のHIRAYAの季、空間提案のファミリー スイート、セカンドブランドの積水ハウス ノイエは行に出ていません。行に出ている3つの性格もそろっておらず、一条工務店側は価格訴求の規格・セミオーダー型のHUGmeを含み、積水ハウス側は鉄骨系の主力2つと木造シリーズです。「設計の自由度」の行は表に出ていて、左右とも「自由設計に対応」と並びます。ただしこのひとことは、両社で同じ中身を指していません。積水ハウス側は「邸別自由設計」という自社の言葉を公式の常設ページに掲げ、一邸ごとに部材をオーダーメイドで用意すると書いています。規格側を受け持つのは、この表の商品ラインナップの行にも出てこないセカンドブランドの積水ハウス ノイエだと会社データにあります。一条工務店側は、家づくり相談の案内に自由設計を項目として並べ、主力ラインアップの見出しにフルオーダーを掲げる一方で、100プランから選ぶHUGmeを規格・セミオーダー型として同じラインアップの中に置いています。会社データの検討ポイントにも、HUGmeは完全自由設計とは設計自由度が異なること、標準仕様が充実している反面で商品ごとに設備や窓、外観、寸法の選べる幅が縛られることがあり、要望リストを作って可否を確認するのが前提だと書かれています。同じ「自由設計に対応」でも、どこまでを一から決められるのかは商品によって変わります。変えたい部分が変えられるかは、商品単位で確かめてください。

両社へ確認したい質問

公開情報だけでは埋まらないところです。同じ質問を両社にすると、返ってくる形で比べられます。

  1. この坪単価には、付帯工事費・諸費用・外構は含まれますか。含まれないものを一覧で出してください。

    なぜ聞くか:表に出ている 一条工務店 50〜105万円/坪(外部参考値) / 積水ハウス 80〜150万円/坪 / 2026年平均約120万円/坪(外部ポータル参考値) は、どちらも本体価格や参考値であって、総額ではないため。

  2. 検討している商品の保証書では、どの部位が何年になりますか。30年に届くまでに受ける点検はいつで、そこで必要と判断された工事の費用は誰が負担しますか。30年より先も保証を続ける場合、更新の間隔と、そのとき有償になる点検・工事の範囲はどうなりますか。

    なぜ聞くか:保証の欄に並ぶのは「最長30年 / 条件付き延長」と「構造躯体30年 / 防水30年」で、年数だけを取り出した「初期保証」の行は出ていません。片方は2018年4月1日以降の契約分を対象にした構造躯体と防水の初期保証、もう片方は15年目の有償メンテナンス工事を条件に届く上限で、部位の内訳も免責事項も保証書で確かめる前提だと書かれています。公式のアフターサポートでも、どちらの30年も所定の点検を受け、必要と認められた工事を行うことが前提の年数として案内されており、年数が同じでも何がいつまで守られるのかは決まらないため。

  3. 検討している商品は木造ですか、鉄骨ですか。その商品と建築予定地の地域区分では、仕様書に載るUA値と断熱等性能等級はいくつになりますか。耐震は住宅性能表示制度の評価書が出ますか、それとも等級3相当の設計ですか。気密測定は自分の家でも実施し、その数値を書面でもらえますか。

    なぜ聞くか:断熱の欄はUA値も断熱等性能等級もC値も、行ごと表に出ていません。片方は商品別のUA値・C値を公式商品ページで非公表とする方針、もう片方はモデルプランの値と地域を限った平均実測値で、片側にしか値がない行は表に出さない作りだからです。どちらの数値も会社全体の値ではありません。耐震も「等級3」と「等級3相当」で表記が分かれ、制震システムは耐震等級とは別の軸の話になるため。

  4. 坪単価ではなく、総額の内訳が分かる見積りを出してもらえますか。提示される金額は税込ですか、税別ですか。太陽光、全館の空調や床暖房、外壁、制震の装置は標準ですか、オプションですか。

    なぜ聞くか:表の坪単価はどちらも外部の参考値で、片方は税別目安・本体価格ベースと書かれ、もう片方には税の表記がありません。公式に金額が出ているのは片方の規格・セミオーダー型商品の本体価格だけで、もう片方は会社データに載る商品3つとも坪単価の公式掲載がなく個別見積りが前提と書かれているため。

  5. 建築予定地は施工できる範囲に入っていますか。その地域で、検討している商品は取り扱いがありますか。積雪地や寒冷地では、専用の仕様や専用モデルに変わりますか。打ち合わせと引渡し後の点検は、どの拠点が担当しますか。

    なぜ聞くか:会社概要の対応エリアは、片方が45都道府県で沖縄・高知を除くと書かれ、もう片方は47都道府県です。外している範囲がそろっていません。拠点の数え方も約510拠点と展示場約350〜400カ所で単位が違い、拠点や展示場の所在地は施工できる範囲とは別です。片方には寒冷地専用や北海道専用のモデルが公式価格付きで並んでおり、地域によって商品と条件が変わるため。

この2社以外とも比べる

比較表では最大4社まで並べられます。会社を入れ替えても、項目はこのページと同じです。

出典と確認日

このページの数値は、下の会社ページに掲載している公開情報から取っています。数値の元になった各社の公式ページは、会社ページの出典欄に記載しています。

このページの情報は2026年7月28日時点のものです。掲載後に各社が内容を更新している場合があります。

会社データ評価は、各社が公開している情報を同じ基準で整理・採点したものです。採点方法を見る